画像: 全編がクイズと答えだけの演劇『クイズ・ショウ』 燐光群

 燐光群は1993年の『現代能楽集』以来、これまで〈現代能楽集〉と銘打ち、多くの作品を上演してきた。

 作・演出を務める坂手洋二は「能」のシステムを現代に生かす方法論について実験を重ね、通常の作品でも、「複式夢幻能」と呼ばれる、物語を前後に分ける形の能の構造を劇中に取り入れるなど、さまざまな手法を試みている。

 そこで本作となるわけだが、坂手はここでは質問と答えで成り立つ『クイズ・ショウ』という形式と、能の重要な要素である「問答の場としての能」を重ね合わせる。つまり登場人物たちはある「クイズ・ショウ」に参加しているうちに、「複式夢幻能としてのプロット」を実践することになるというわけ。

そしてクイズの質問という形を使って、現代にはびこるさまざまな問題を取り上げる。

 文章にするとちょっとややこしいかもしれないが、多分、能に造詣の深い人には「ははーん、なるほど」といった感じの試み。能にあまり詳しくない人は、とりあえずは舞台上では「全編がクイズとその答えだけでできている演劇」が繰り広げられるので、そちらからたどっていくと、この作品の構造が分かるかもしれない。いずれにせよ、演劇として楽しめる作品になっている。


【日時】3月20日(金)〜31日(火)(開演は20・24・26日19時、21・23・25・27・28・30日14時/19時、22・29・31日14時。開場は開演20分前。当日券は開演40分前)【会場】ザ・スズナリ(下北沢)【料金】一般 前売3600円、ペア前売6600円 当日4000円/U-25(25歳以下)2500円、高校生以下1500円 ※U-25・高校生以下は劇団への事前予約(電話・メール)のみ。観劇の前日まで受付。要証明書提示。/サービスナイト(21日)一律2500円(前売・当日共)【問い合わせ】燐光群/(有)グッドフェローズ(TEL:03-3426-6294 [HP]http://rinkogun.com/)【作・演出】坂手洋二【出演】円城寺あや、岡本舞、中山マリ、鴨川てんし、川中健次郎、猪熊恒和、大西孝洋、韓英恵、都築香弥子、杉山英之、武山尚史、松岡洋子、樋尾麻衣子、山村秀勝、宇原智茂、田中結佳、長谷川千紗、秋定史枝、齋藤宏晃、水野伽奈子、根兵さやか、川崎理沙、松井美宣、寺本一樹、池町映菜、加藤素子

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