画像: 撮影・蔦野裕

撮影・蔦野裕

 人気、実力とも日本トップクラスの落語家・喬太郎が、6月24日に、女優としても活躍する劇作家で演出家の千葉雅子と落語会「きょんとちば」を開催。2人の共演は4年ぶりだが今回は喬太郎が千葉の書き下ろす「サソリのうた」を、千葉は古典落語「反対俥」を口演する。普段は自身でも新作落語を創作する喬太郎だが、千葉の書く脚本は?

「具体的には表現しづらいですが、落語とは圧倒的に肌触りが違いますね。前回書いていただいた『マイノリ(マイノリティの意)』もそうでしたが、落語だから落語にしてやろうっていう本を書いてこない。その落語っぽくないところがいいですよね。もちろん落語の体というか、一人喋りの脚本ではありますが、ある意味演劇の脚本っぽいところがあって、それがものすごくいいし、うれしいんです。もちろん無茶なことは書いてない。上手から登場とか(笑)。いい意味で落語に寄ったものになっていなくて、だからユニークで素敵な作品になっているんだと思います」

 4年前に開催した二人会が大評判で、再びタッグを組むことになったこの二人。喬太郎は劇作家の書いた脚本をどう演じるのか。

「どう表現しようかとかは考えますが、僕らにない感性だったりするので、それを生かして演じたいとは思います。僕は落語家ですから、いい意味で落語にする作業は必要ですが、さっきも言いましたが、落語に寄った本ではないので、全部直しちゃったら意味がない。だからそれをせず、この脚本の良さを生かせれば。千葉さんとは同世代で、似たような精神構造を一部持っていて、似たような青春時代を送ってきた気がするんです。前回の『マイノリ』も“僕の青春時代を知っているんですか?”って思うような話でしたし。だからその話ができる喜びと、よくぞ書いてくれたという感謝と、この本をできるのは自分しかいないという自負があったんです。今回はさらにエンターテインメントに特化したものになるんじゃないでしょうか。すごく楽しみです」

 普段の落語の会とは違い演劇ファンも楽しみにしている。

「もちろん、僕をご存知ない方もたくさんいると思います。そういう時にどういうことができるのか。媚びる必要はないけど、突っ張る必要もなくて、こういうものを提示しますって素直にやるしかない。僕たちは常にお客様のほうを向いてないといけない商売ではありますが、今回の場合はあえてお客様に向かない部分を作らないと、表現ができないような気がします。その結果、お客様にどういうものを持ち帰っていただけるかっていうことなんでしょうね。なんかね…今回の話は女性ばかりが登場するんですけどね、無性に“あたい”って言いたい(笑)。一人称の“あたい”。やさぐれちまった昭和の映画のような。絶対、あたいって言ってやるんだ、俺! 今はそんな気持ちです(笑)」

きょんとちばー新宿落語番外地ー

【日時】6月24日(水)、昼の部 14時/夜の部 19時開演【会場】紀伊國屋ホール【出演】柳家喬太郎、千葉雅子【入場料】前売り・当日とも3600円(全席指定・税込)【問い合わせ】サンライズプロモーション東京 TEL:0570-00-3337(10〜18時)

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