今回の学生のインタビューは輝&輝バンドさん!

『和楽器をいかに格好良く魅せるか』をテーマに、

多ジャンルの音楽家と

「輝&輝」が活動する5人組、「輝&輝バンド」。

メンバーは津軽三味線デュオ「輝&輝」の白藤ひかりさん、武田佳泉(かなみ)さん、

ピアノの伊藤辰哉(たつや)さん、ベースの新井和輝さん、勢喜遊(せきゆう)さんです。

記事はTEAM2020最年少メンバー、黒木裕水(ゆうみ)が担当します。(担当詳細:タイトル下フルネームをクリック!)
また、お話されている方のお名前の横にパートを表記します、輝&輝さんは(輝)と表記します。

輝&輝バンドの持つ魅力

輝&輝バンドを以前から知っていた私(黒木)は、

輝&輝バンドの印象について、聴きたいことがありました。

―――― 多くの和楽器の演奏会のチラシでも、見た瞬間に渋いようなのが多い気がしますが、

輝&輝バンドさんは見た目だけでも、若い人が普段から

今の洋風の生活に自然に取り入れやすい印象がありますね。

画像: 輝&輝バンドさん演奏写真

輝&輝バンドさん演奏写真

白藤 (輝) うん、いろんな音楽をやってき人たちで合わさっているから、

輝&輝バンドはカラフルなイメージ。

堅めの「和です!!」というよりもハッピーな感じで、

だから着物も着るけど、着物もカラフルなものが多かったりして。

―――― 洋楽器も和楽器もいるバンドならではの新しい色が見られますか。

武田 (輝) どっちか(和か洋か)に寄せてるっていうよりも、

「“和楽器”っていうのを使ったバンド」だから

「和の音楽を、どういう形でまた改めて今の時代に合ったものにできるか」

っていうのを考えている、という感じ。

伊藤 (Pf.) でもバランスとるのは難しかったかも。

武田 (輝) 難しかった。

―――― 何がそれの実現を難しくしたのですか。

白藤 (輝) なんか、どっちかに寄っちゃうみたいな。

伊藤 (Pf.) その、お互いの常識が常識じゃないところってすごいあって。

 

お互いの音楽の常識が常識じゃない?

―――― お互いの常識じゃないところとは。

伊藤 (Pf.) こっちの3人(洋楽器奏者:以下「洋」)はメトロノームに合わせていくんだけど、

この二人(輝&輝=和楽器奏者:以下「和」)は息で合わせている感覚があるのね。

白藤 (輝) メトロノームで合わすと逆に

伊藤 (Pf.) 雰囲気が出ないみたいなのがあって。

白藤 (輝) 日本の間って奥深くて、

伊藤 (Pf.) こっち(洋)は“テンポ”に合わせる、こっち(和)は“息”に合わせる。

 

勢喜 (Drs.) 最初びっくりしたのが、《THE 魂(ザ ソウル)》という曲があるんだけど、

かなみちゃん(武田さん)が最初に「カッ、カッ、カッ」って出すんだけど、

それはテンポ出してるんじゃなくて、「せ え の」っていうぐらいの。

武田 (輝) そうそうそう(笑)
白藤 (輝) そうそうそう(笑)

勢喜 (Drs.) 俺らで言うと

「カッ、カッ、カッ」を軸に保ったテンポで入るのが普通なんだけど、

二人は

「せ え の、タタンタタンタターン」っていう合図のみたいな、

そこがリズムで言う(和楽器と洋楽器の)決定的な違い。

輝&輝バンドさんの演奏、民謡「春の海」のアレンジをご覧ください。

輝&輝バンド 春の海

www.youtube.com

CDも2つのアルバムがリリースされています。
Youtubeでも輝&輝バンドの演奏がたくさんあるので要チェックです。
私は「ツヨガリオトメ」とかも好きです。

完全にどっちかに合わせるっていうのじゃなくて、自然に歩み寄った。

―――― 感覚の違い、それは大きいですね。でも演奏はそれを感じさせず聴きやすいように思います。

画像: 写真左から勢喜遊さん、新井和輝さん、武田佳泉さん、白藤ひかりさん、伊藤辰哉さん。なつ撮影。

写真左から勢喜遊さん、新井和輝さん、武田佳泉さん、白藤ひかりさん、伊藤辰哉さん。なつ撮影。

新井 (Ba.) 完全にどっちかに合わせるっていうのじゃなくて、自然になんとなく寄ってきた。

白藤 (輝) そう。「楽譜が命」ってい洋楽器と、「楽譜よりも空気感が命」っていうのが和楽器。

例えば、譜面では16小節って決まってても、私が

「もうちょっと盛り上がれるかな」って思えば、勝手に伸ばして、

私が“はいっ”って言ったところが次のセクションに行くかけ声になってる。

新井 (Ba.) 俺らで言う「すごい妙なところで行くねえ」みたいなのもあったりとか。

白藤 (輝) 「12で行ったぞ」みたいなのも

伊藤 (Pf.) あるねえ(笑)

白藤 (輝) 「ここが心地良い」って私が思えば、それがすべて。

伊藤 (Pf.) そうそう。

新井 (Ba.) その空気感(和)と

絶対的なものがあるの(洋)と割と相対的な感じでやっている(和)っていうのが

(和楽器と洋楽器の)一番の違いかもしれない。

白藤 (輝) 今、合うよね。

伊藤 (Pf.) だから(インタビュアーが)「聴きやすい」と言ってくれているのは、両方がちゃんと

歩み寄れているんだなあ、って思っている。

和楽器の練習って?
なんか一人一人がバンドみたい!

―――― 「楽譜を重視しない」という和楽器の練習は、どのように行うんですか?

白藤 (輝) 三味線は、もともと目の見えない人の楽器だから、楽譜の文化がなくて、

耳と口と、人の(演奏)を聴いて覚える。本当にひたすら弾く。

―――― ということは、教わる人や伝わってきた場所によって同じ曲でも違うんですか。

白藤 (輝) 全然違う。

―――― じゃあ「同じ曲やろうか」ってなっても、

白藤 (輝) 全然合わない。

武田 (輝) 人によってリズムの取り方が違っても、

同じ曲として呼ばれるっていうのがいっぱいある。

新井 (Ba.) 一人一人がバンドみたいな感じだよね。

(同じ曲でもバンドごとに違うサウンドになるような。) 

三味線奏者が掴んでいる、合わせのコツ

―――― 人によって“間”(つまりリズムの取り方)から違っている曲を合わせるとなると、

それだけ“一緒に探ること”が多いと思いますが、

お互いの音楽をすり合わせるために三味線奏者だからこそ掴んでいるコツがあるんでしょうか。

白藤 (輝) それはある。個人差を察知するのは多分、早いかも。

「結構タメるひとなんだ」とか、

「結構詰める人なんだ」っていうのは、わかる。

武田 (輝) 察知する能力があるかもね、和楽器をやっている人は。

生で聴くととわかる音

白藤 (輝) そういうとき(“間”を読んだり)の呼吸感とか、アイコンタクトだったりっていうのは、生で観ないとわからないもの。

録音にすると迫力とか、

新井 (Ba.) 音の震えとか、

白藤 (輝) 振動っていうのは、CDとかじゃ伝わらないから、

三味線は特に生じゃないと音が全然違う。

 
武田 (輝) そういうのが、「生で観てよかった」って思うところだと思う。

“ひとつの空気になる”っていうか。

白藤 (輝) 輝&輝のコンサートは、お客さん参加型で、一緒に楽しめる要素があるので、

そういうのはやっぱ(CDを)聴いているだけじゃできないことだから、

“一緒に楽しい時間を作りましょう”っていうのが生の良さ。

 

聴きたい!次の本番は?

白藤 (輝) いま全国ツアー中で、東京は11月28日(土)にファイナルということで、

東京の羽田空港国際線の中にあるSKY HALLというところでやります。

―――― 今回のコンサートの“魅どころ”は?

白藤 (輝) 一部では、輝&輝だけで民謡とか、古典的なものをしっかりやって、

二部でバンドで、新しい未来に繋がる日本の音楽をやりたいと思っています。

ファイナルだけ特別なのは、CDのジャケットを描いてくれた

CHAZ(ちゃず)ちゃん(イラストレーター)がゲストで来ます。

武田 (輝) 日本らしさを大事に曲作りとかもしていて、

みんなも楽しめるように舞台を作っているつもりだから、

和風だし日本の古典なんだけど、

「あ、今の時代でも全然通用するじゃん」って思ってもらえるようなのを、

見せたいなと思っています。

画像: 輝&輝、輝&輝バンド 11月28日 TAIT SKY HALL チラシ

輝&輝、輝&輝バンド 11月28日 TAIT SKY HALL チラシ

津軽三味線 輝&輝 concert in TOKYO
♪場所:TAIT SKY HALL (羽田空港国際線ターミナル内)
♪日付:2015年11月28日(土)
♪時刻:15時開場、16時開演
♪チケット:前売り3500円、当日3800円、全席自由
♪チケット入手:チケットぴあ〔Pコード274858〕0570-02-9999
♪輝&輝さんへのコンタクト:kiki.tsugaru@gmail.com
♪主催:オフィス輝&輝
♪出演:輝&輝、輝&輝バンド

輝&輝バンドさん、ありがとうございました!

三味線バンド「輝&輝バンド」 津軽三味線「輝&輝」

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