世界一の高齢社会でありながら、2012~2014年にかけての介護定員の増加も計画の7割にとどまるなど対応に遅れが出ている現在の日本。そんな状況の解決に一役買いつつ、新しいつながりを創造する住まいが、今年津田沼にオープンします。その名も「つなぐTOWN」。NTT都市開発がグループをあげた事業として行い、この新年春に完成予定の、分譲マンション「ウェリス」とサービス付高齢者住宅「ウェリスオリーブ」を併設させた施設です。

従来の高齢者施設の課題

 この施設がどのような働きを果たすものであるか詳しく説明する前に、これまでの高齢者施設の課題を確認しましょう。まず、「住まい」というよりは介護「施設」になっていることがあげられます。そのため高齢者が「住まい」として自ら選択するのではなくその家族が選ぶことが多くありました。加えて、そんな中自ら選択する高齢者が住まいを選ぼうにもシニア向け分譲マンションは介護サービスが充実していないということもあげられます。そのため、現在は高齢者にふさわしいハード(バリアフリー構造、一定の面積・設備)と安心できる見守りサービス(ケアの専門家による安否確認サービス・生活相談サービス)を兼ね備えた、高齢者の単身・夫婦が安心して居住できる賃貸などの住まいである、サービス付高齢者向け住宅が高齢者からの支持を集めています。

画像: www.homemate-s.com

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「つなぐTOWN」での暮らし

画像: www.wellith.jp

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 では、そんなサービス付高齢者向け住宅と一般の分譲マンションを併設させた「つなぐTOWN」はどのような働きをするのか見て行きましょう。「つなぐTOWN」には4つの試みが課せられています。それは①家族の成長や独立に対応、②増えてゆく収納物に対応、③高齢者ニーズにあらかじめ対応、④サ高住の見守りサービスを享受可能の4つです。①については、ウォールドア付きプランを中心とし部屋の間取りの変化を可能にすることで、②については全戸大型収納設備で実現しています。そして、③はユニバーサルデザインの導入、④についてはサービス付高齢者向け住宅での見守りサービスを分譲マンションの方でも受けられるようにすることで実現。これらによって、結婚した夫婦が分譲マンションに入居したあと、出産や子供の成長、子どもの独立を経る中でのニーズの変化に対応でき、さらには高齢になった時自分の意志でサービス付高齢者向け住宅に移ることによって一つの地域で一生暮らすことができる。つまり、多世代永住の住まいが実現します。

多世代永住によって生まれる「つながり」

 「つなぐTOWN」では整備した公園に健康遊具を置き、さらに共用シアタールームの設置、そして屋上庭園の整備などによって世代間交流を盛んにする仕組みも取り入れられています。これによって多世代永住の利を生かし、近年の日本では減ってしまった高齢者と子どもとの温かい関わりが見られることを期待できそうです。高齢者が人口の多くを占める以上、日本を元気にするために高齢者の生活をどう考えていくか、そしてそれをどう他の世代に活かしていけるかは非常に重要で、避けては通れない課題。2016年以降、このような新しい取り組みがどれだけ実現されていくのかに注目です。

参考、表題の画像の引用

NTT都市開発、「つなぐTOWNプロジェクト」
http://www.wellith.jp/olive/imgs/tsunagutown.pdf#search='%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%90%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%B3'

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