うどん県の愛称で親しまれながらも、うどんだけじゃないと魅力をアピールしている香川県。そのなかでも突出しているのが、国内生産量ナンバーワンを誇るオリーブだ。食用油としてだけではなく、おいしい牛や豚、ハマチを育むもの、さらに美容のエリアにおいても重要なアイテムとなっている。そのオリーブの魅力を探るため、香川県を訪れた。

画像: 香川県の「おいしい」はオリーブがキーワードになっている。 1.人気うどん店「本格手打 もり家」ではオリーブ牛肉うどんが大人気に  2.最盛期を迎えたオリーブはまち  3.大切に栽培・採油されるオリーブオイル  4.細い枝にずっしりと実ったオリーブが風に揺れる。小豆島の実りの季節を象徴する風景だ

香川県の「おいしい」はオリーブがキーワードになっている。 1.人気うどん店「本格手打 もり家」ではオリーブ牛肉うどんが大人気に  2.最盛期を迎えたオリーブはまち  3.大切に栽培・採油されるオリーブオイル  4.細い枝にずっしりと実ったオリーブが風に揺れる。小豆島の実りの季節を象徴する風景だ

 香川県が「おいしい」季節が来ている。年間を通じてたくさんの「おいしい」を全国に提供している香川県だが、晩秋から初冬にかけては、その「おいしい」がいつも以上に凝縮されているのだ。

世界が認めるオリーブオイル

 小豆島で生産されたオリーブから採った初物のオリーブオイルが出回り始め、この時期ならではの味であるオリーブの新漬けも店頭に並ぶ。飲食店はもちろん、家庭の食卓にもオリーブが登場し、土地で育ったオリーブの恵みを堪能する。
 枝がしなるほどたわわに実ったオリーブは、その大半がオリーブオイルになる。国内のみならず海外でも高く評価されるまでに育った香川県産のオリーブオイル。その始まりから携わってきたのが東洋オリーブ株式会社だ。小豆島、そして豊島に農園を持ち、栽培、収穫、そして加工・販売まで行う。訪れた日も、加工工場には収穫されたばかりのオリーブのかごがずらりと並んでいた。傷ついた瞬間から急激に痛み始める繊細なオリーブは、すべて人の手を使って収穫されて、工場で加工される。丁寧に育てられた緑色のオリーブはペースト状にされたのち、オイルを分離し、そして美しいグリーンのオリーブオイルになって、食卓を彩る。

リピート続出のオリーブハマチ

 料理はもちろん、食べる人の心も豊かにするオリーブは、香川をさらにおいしくしている。
 全国から注目され、都内でも人気を集めるオリーブハマチもそのひとつだ。サンマやマイワシに加えて、一定の期間、粉末状のオリーブの葉を与え育てた特別なハマチで、脂がのっているのにさっぱりとした味わい。刺し身で食べるとサクサクの食感が楽しめる。高松市内のスーパーでは、一般のハマチよりも価格の高いオリーブハマチのほうが人気、というよりも、一般のハマチはあまり店頭に並ばなくなってしまったという。
 島野養魚の嶋野文太さんによれば、酸化によって身の色が劣化するのを防ぐための方法を探るなかで、オリーブのポリフェノールに行き当たったのが始まりだという。毎年流通するのは、9月から翌年1月ぐらいまで。「刺し身やしゃぶしゃぶもいいけど、個人的には炙ってマヨネーズもいいよ」と嶋野さんは言う。

画像: 1.オリーブ飼料に牛たちが群がる  2.島野養魚のいけす。飼料が投げ入れられるとハマチが急速で旋回  3.粉末飼料は、にが〜い、でもうまい?

1.オリーブ飼料に牛たちが群がる  2.島野養魚のいけす。飼料が投げ入れられるとハマチが急速で旋回  3.粉末飼料は、にが〜い、でもうまい?

オリーブ育ちの牛と豚 

 オリーブの恵みで育った牛や豚も、香川県の新しい「おいしい」だ。
 小豆島の石井正樹農場ではオリーブ牛を育てている。もともと讃岐牛というブランド牛があるが、それに飼料として、一定期間、オイルを搾ったあとのオリーブの果肉を与えることで、脂はあっさりとした味わいになり肉質も柔らかになるという。そのうえ、うま味成分であるオレイン酸が豊富だ。石井さんは「オリーブは牛も好きなんだよ」という。
 すでに全国に浸透したオリーブ牛だが、高知市内では、さまざまコラボメニューが登場。人気うどん店「本格手打 もり家」では、すき焼き風に煮たオリーブ牛をのせた、つけうどん『オリーブ牛肉うどん』を提供、大人気だという。
 オリーブで育てる、オリーブ夢豚も注目されている。柔らかくておいしい讃岐夢豚の上を行くプレミアム豚肉で、今後さらに人気は広がっていきそうだ。
 オリーブが育んだ香川県の「おいしい」。今年の食のキーワードになりそうだ。

伝統の醤油もオリーブの恵みで!『花醤』 

 オリーブの恵みは小豆島の特産品である醤油にまで広がっている。
 創業80余年の歴史がある小豆島の醤油メーカー株式会社ヤマヒサは、伝統を守りながら、こだわりの原材料と製法で本物の味を追求している。蔵には登録有形文化財にもなっているいくつもの大きな桶と、近代的な設備が並び立ち、醤油の新たな可能性も切り開かれている。
 醤油だけでも豊富な商品ラインアップのなかに『花醤(はなびしお)』という醤油がある。この醤油はオリーブの恵みで作られているもの。自社栽培のオリーブの花から取り出した酵母を使って仕込んでいるという。
 フレッシュで女性の気を引きそうな瓶のフォルムやパッケージは、小豆島出身のオリーブオイルソムリエで、醤油ソムリエールでもある黒島慶子さんがプロデュースしたものだそう。
 オリーブと土地由来のもののマッチングはさらに進んでいきそうだ。

画像: 伝統の醤油もオリーブの恵みで!『花醤』

香川県へのアクセス

画像: 香川県へのアクセス

 首都圏から香川県へは飛行機、鉄道、高速バスでアクセスできる。飛行機は羽田空港から高松空港が約75分。ジェットスターなら成田空港からフライトがある。鉄道なら新幹線などを利用して岡山駅へ、そこから在来線に乗り換えるのが一般的。高速バスは、東京、新宿、横浜などから多数路線が設定されている。

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