2016年2月12日都内にて、JAPAN MOVE UP!スペシャルトークが開催され、愛知県一宮市の地方創生が議論されました。
今回は講演の内容をレポートしていきます。

首都圏と地方の連携

 第1部では、司会の一木広治氏の進行で、中野正康氏(一宮市長)と長谷部健氏(渋谷区長)による首都圏と地方における、自治体連携の現状と地方創生の可能性についてのトークが行われました。一宮市で古くから続くモーニングの活用や、渋谷区におけるネーミングライツを活用した取り組みや”シブヤ大学”構想の紹介や、両自治体の公共施設の活用への注目、Team 2020ネットワークを通した自治体連携について討論されました。そして、2020年東京オリンピックへの一宮と渋谷の意気込みで第1部は締められ、長谷部区長のバリアフリーの意識の浸透化への熱意は、筆者にとって印象的なものでした。

画像: 広がるTeam2020首長ネットワーク

広がるTeam2020首長ネットワーク

世界三大産地発の毛織物を発信するには...?

 第2部からは伊勢谷友介氏(リバースプロジェクト代表)、落合将一氏(三越伊勢丹バイヤー)、中島幸介氏(中伝毛織物代表)も交えた、尾州毛織物の魅力とポテンシャルについての意見交換がされました。
 尾州毛織物は明治から続く長い歴史を持ち、質が高いため、海外のラグジュアリーにも多く使用されています。また、その産地である、一宮を含む愛知県尾張地域は世界三大毛織物産地と称されます。しかし、その事実は地元でさえあまり認知されておらず、また生産の現場では後継者不足が叫ばれるなど課題が山積みです。
 第2部では、伊勢谷友介さんを中心とした、リバースプロジェクトと一宮が連携した取り組みや、かつてイタリアの毛織物業者で行われたハリウッドとのコラボレーションといった過去の事例や自治体間でのコラボレーション商品構想といった、尾州毛織物のブランド化を通した地方創生の討論が白熱しました。

画像: 当日展示された尾州毛織物。

当日展示された尾州毛織物。

 1時間半の公演は終始白熱し、地方創生についての知識に乏しかった筆者もその現状を知り、また考えるきっかけとなるものでした。
 各地域の活性化を目指し、一宮のように、まず各自治体が地元の特産物や強みを把握し、それを発信するスキームを他自体や第三社との連携する動きが他自治体にも広がればと思います。

 尚、本講演は2月27日、3月5日の2週に渡って、TOKYO FM『JAPAN MOVE UP』内で放送予定です。

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