2020年、あなたは何歳になっているだろうか。
現在小学六年生の児童も、4年後には高校一年生。多くの可能性を秘めた小学校の児童を対象に、将来を見据え、幼い今から国際的な視点を広げてもらおうと各地で東京五輪に向けた学校教育が進められている。今回は東京都小金井市を例に、オリンピック・パラリンピック教育プログラムの中身に迫っていこうと思う。

「オリンピック教育」とは

まずそもそも「オリンピック教育」とは何なのか。東京都HPによれば、2020年の東京五輪開催を踏まえ「オリンピックを題材として、世界に広がる多様な価値を学び、進んで平和な社会の実現に貢献できる幼児・児童・生徒を育成すること」を趣旨としている。体育やスポーツという分野にとどまらず、教育活動や文化活動を、対象や目的に応じた方法で行い、オリンピック・パラリンピックの歴史・意義や国際親善などその果たす役割を正しく理解ことを目的としている。

「オリンピック・パラリンピック教育推進校」について

東京都は、都内の公立学校を対象にオリンピック教育の展開を推し進めるべく前年度の倍である600校を「オリンピック・パラリンピック教育推進校」に指定した。現在も各校が、オリンピック精神の学習やスポーツに親しむ取組み、国際理解教育や国際交流、日本の伝統・文化の継承、障害者スポーツの理解などに向け、独自の方法にて取り組んでいる。

小金井市におけるオリンピック教育

⑴ 概要

平成26年度に小学校が6校、中学校が1校だった小金井市におけるオリンピック・パラリンピック教育推進校は、平成27年度になり小学校10校、中学校3校にまで拡大した。
小金井市は教育内容を大きく三つの軸 ①体育(体力向上に向けた取組み以外)②道徳・総合的な学習の時間 ③特別活動 で編成しており、その内容は様々であるため、今回は小金井市立第三小学校の学習内容を紹介したい。

画像: 東京都小金井第三小学校 www.koganei.ed.jp

東京都小金井第三小学校

www.koganei.ed.jp

⑵取り組み例

この小金井市立第三小学校では、オリンピック・パラリンピック競技への関心を挙げるべく、スポーツ教室を実施するのは勿論のことながら、日本の伝統文化を体験するイベントも実施をしている。例えば、伝統的な邦楽である筝から和の心を学ぶ音楽の授業や、お箸の使い方を通して日本人としての作法を身に付ける学習。他にも、諸外国と日本の関わりに興味を持ってもらおうと、ユニセフなどの既存の団体の取り組みについて調査し発表する授業など、その内容は多岐に渡る。
さらには、東京都教育庁が実施するオリンピアン・パラリンピアンの学校派遣事業の一環として行った、元女子マラソン選手のマーラ・ヤマウチさんが「一日校長先生」として来校する企画も話題になった。

画像: 全校公開邦楽演奏会 小金井市立第三小学校にて (提供 小金井第三小学校)

全校公開邦楽演奏会 小金井市立第三小学校にて (提供 小金井第三小学校)

画像: 寺川綾選手による一日校長(南浦小学校にて) www.mitaka-schools.jp

寺川綾選手による一日校長(南浦小学校にて)

www.mitaka-schools.jp
画像: 寺川綾選手のオリンピック銅メダル(南浦小学校にて) www.mitaka-schools.jp

寺川綾選手のオリンピック銅メダル(南浦小学校にて)

www.mitaka-schools.jp

「2020年」への期待

様々な社会問題が山積する日本で、受動的に情報を吸収する世代に育つ今の子どもたちは、その環境がゆえに自ら夢を描きづらくなっているのではないだろうか。日本の未来を担うのは紛れもなく子どもたちだ。2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会が、子どもたちにそんな期待を実感させ汲み取る一つの重要な機会となるために、学校教育の場は彼らの意欲を高める必要不可欠なアプローチかもしれない。

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