日本に来た外国人客に感想を聞くと、多くの人が口にするのが、トイレの快適さだという。
今では一般家庭の約8割に普及しているというウォシュレットをはじめ、日本のトイレは快適さを求めて進化し続けてきた。
しかし、2020年の東京五輪を前にした今、様々なトイレ問題が心配されている。

トイレが足りない?!

まず懸念されているのは、深刻なトイレ不足だ。 競技場が8キロ圏内に集中する東京では、観光客のことも考えると、確実にトイレが足りなくなる。
例えば、観光名所として知られ、勿論外国人もたくさん訪れる浅草寺は、広い敷地内になんとトイレが男女2箇所ずつしかない。
このままいけば、観光客が一気に増えるであろう東京五輪時、トイレに入る為の長蛇の列による混乱は避けられない。

画像: トイレが足りない?!

誰にでも使えるトイレに!

年々改善されてきているとは言え、目の不自由な方や車椅子の方など、何らかの障害を持つ方の、トイレの使いにくさは、未だぬぐいきれていない。
ただ、改善に向け各地で、参考になる取り組みも始まっている。
2015年から始まった、内閣官房が主催している「日本トイレ大賞」。
去年11月、トイレ大賞国土交通大臣賞を受賞した、羽田空港国際線ターミナルトイレの、見学会が催された。
このトイレは、ユニバーサルデザインの考えに基づき、今まで課題となっていた障害者や高齢者、妊婦の方も利用しやすいデザインとなっている。
ターミナル内のトイレには、「多機能トイレ」が併設されているほか、オリンピックを見据え、各種案内は日本語に加え英語、中国語、韓国語の4ヶ国語表記になっている。
また、水洗トイレの使い方を絵で示し、自国で利用していない人でもわかりやすい工夫がされている。

画像: 羽田空港のギャラリートイレ

羽田空港のギャラリートイレ

普通に生活しているだけでは気付くことなかったトイレ問題が、オリンピックを視野に入れて考え直すことによって、改めて浮かび上がってきた。
私達の便利な生活は、沢山の人達の頑張りの表面にある。
トイレ問題を他人事として捉える前に、真剣に考えてみるのも良いかもしれない。
今後も、東京五輪に向け、日本のおもてなしの一つとして、トイレの利用しやすが向上していくことに期待したい。

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