画像: (撮影・蔦野裕)

(撮影・蔦野裕)

 東京都の舛添要一前知事の辞職に伴う知事選が7月14日に告示される。投開票は31日。最近の都知事選は、知名度の高い候補者が告示日ギリギリに出馬を表明し、政策論争がほとんどなさないまま選挙戦に突入するケースが目立ったが、今回は元防衛相で本紙コラムニストの小池百合子氏がいち早く立候補を宣言している。小池氏に政策を聞いた。

保育所問題は実は保育士問題
利権構造を徹底して解明していきたい

 ——最初に出馬を表明した6月29日の記者会見で「東京をまもる。TOKYOをすすめる」というビジョンを示しました。
「2020年東京オリンピック・パラリンピックは都民、国民が歓迎する中で成功させなければいけません。2020年は東京にとっても、日本にとっても1つの節目になると思います。五輪前と五輪後の2つに分け、東京を前に進めていきます。重要に思っているのは女性政策です。安倍晋三政権もアベノミクスの“1丁目1番地”といっていますが、今のスピードでもまだ足りないと思っています。もっと力を生かせるようにしたいと思っています」

 ——待機児童問題も大きな課題です。
「保育所、幼稚園をもっと充実させる。お母さんももっと自己実現することができるようにする。日本は子供を持つか否か。働くか、子供を育てるか、という二者択一になっていますが、世界を見回すと多くの女性が子育てをしながら普通に働いているんです。“どうしてそれを日本でできないの?”ということです。それから、意識の問題では日本の長時間労働というものをなんとかしなければいけない。高度成長期時代の名残で、とにかく長時間働けばいいと思っているけど、大間違いですよね。長時間労働を見直し、自分の時間を持てるようにしないといけない。今は物凄いスピードで世の中が変わっている。自分のことを磨けるような時間を確保するということが必要だと思っています。韓国人学校を作ると舛添氏が約束してきちゃったんですが、それは白紙にする。インターナショナルスクールも大切ですが、例えば保育所にするとかね。でも保育所を作るといっても、箱モノがあればいいかというとそうではない。そこで働く保育士がちゃんと自信をもって働くことができる、安心して働けるように待遇を充実させていかなければいけない。保育所問題は実は保育士問題でもあると思います」

 ——高齢者対策は喫緊の課題です。
「私自身、母を数年前に家で看取りました。高齢者の介護については、施設を作るだけではダメです。働いている方が、介護のために仕事を辞めるという状況がいまある。介護離職者ゼロというのはアベノミクスの中でも1つの大きなテーマですよね。地域包括ケアシステムを中心とする自宅で介護が安心してできるような体制づくりということも1つと思います」
 ——東京は直下型地震がいつきてもおかしくないともいわれています。
「なにもないということはもうないと思わなければいけない。私は前から無電柱化というものを進めています。電柱が倒れることによって救急車や消防車が通れなくなる。景観よりは防災の観点から進めることによって、結果的には東京の街が電柱の林みたいな、先進国の首都とは思えないようなところから脱却できてグレードアップできるのではないかと思っております。いつも例に出して恐縮なんですが、一番分かりやすい例が地球温暖化対策としてのクールビズ。あれはファッションじゃないんです。10年ですっかり夏の服装が変わりましたよね。私はそういう役目ができるのではないかと思います。お役所ではできないような発想をリーダーシップを振るってやっていきたいと思っています」

 ——オリンピック・パラリンピックについてはどうですか?
「私はウェイトリフティング協会の会長をやっていますが、もっとアスリートファーストなものにしていく。もともとコンパクトなオリンピックというのが売りものだったはずなのに、どんどん膨らんできてしまっているので、もう一度そこを見ていく。エンブレム問題とか競技場の問題とか、非常に都民、国民が不信に思っているところがある。どこでだれが何を決めているのかということがよく分からない。そういった問題をより透明化していくということです。もっと大きなところでは利権構造を徹底して解明していきたいと思います」

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画像: 写真上:6日に行った正式出馬会見では3つの公約を掲げた。 同下:今年2月にはレジオン・ドヌール勲章オフィシエに叙された(撮影・蔦野裕)

写真上:6日に行った正式出馬会見では3つの公約を掲げた。
同下:今年2月にはレジオン・ドヌール勲章オフィシエに叙された(撮影・蔦野裕)

画像: http://www.tokyoheadline.com

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