画像: (撮影・蔦野裕)

(撮影・蔦野裕)

 舛添要一前東京都知事の辞職に伴う東京都知事選の投開票が7月31日に行われる。
 1999年の選挙で石原慎太郎氏が当選して以来、すっかり“後出しじゃんけん”がトレンドとなってしまい、候補者の政策をじっくり吟味する機会がなくなってしまった都知事選だったが、今回は様相が少し違うようだ。

 舛添氏の辞任以降、嵐の桜井翔の父で総務省事務次官の桜井俊氏などさまざまな名前が上がるなか、6月29日に元防衛相で自民党の衆議院議員である小池百合子氏がいち早く出馬を表明した。小池氏は「自民党員として出馬する」と自民党の公認・推薦を求めたが、自民党東京都連は11日に元総務相で元岩手県知事の増田寛也氏を推薦。自民党は平成11年以来の分裂選挙となった。
 一方、野党は先の参院選に続き都知事選でも野党統一候補を立てることとなったが、人選に難航。
 そんななか業を煮やした一部の市民団体が7月6日に俳優の石田純一氏を野党統一候補に推薦。石田氏も6日に会見し、「野党統一候補としてならば出馬させていただきたい」と条件付きで出馬を表明した。

 しかし直後に参院選の投票日を控えていたこともあり、なかなか決定には至らず。石田氏は契約するCMや出演するTV番組、イベントの調整からタイムリミットと目されていた11日に出馬を断念した。
 11日には過去2回続けて次点となっている元日弁連会長の弁護士、宇都宮健児氏が出馬を正式表明。一方で民進党は元経済産業省官僚の古賀茂明氏に出馬を要請。しかし翌12日に急転直下で民進党はジャーナリストの鳥越俊太郎氏の擁立を決め、鳥越氏が野党統一候補として出馬することとなった。

 宇都宮氏は12日に行われた5人の候補者による公開討論会や13日に日本記者クラブで行われた会見にも参加し、自らの政策を訴え出馬の意思を示していたが、13日夜に出馬断念を発表した。
 14日の告示日には21人が立候補の届け出をした。21人というのは過去最多の数字。
 本紙コラムニストの小池氏は地元・池袋で第一声。「東京を大改革し、そして未来の東京を、都民の手で都民による都民のための都政にしていきたい」と訴えた。
 なお自民党都連は今回の都知事選にあたり、都連が推薦する増田寛也氏以外の候補者を応援した場合、処分対象となることを通知していたのだが、自民党衆議院議員の若狭勝氏が小池氏の応援に駆け付けた。

 この都連の通達はメディアでも取り上げられ、「やりすぎ」という声も多く出た。
 増田氏は千代田区の事務所前で第一声。自公の推薦を受けてはいるものの知名度で劣る増田氏は選挙戦では自らの実務能力をアピールするとともに、時にはメディアの要求にこたえ、「五郎丸ポーズ」を披露するなど、知名度アップに躍起となっている。
 野党統一候補として臨んだ鳥越氏は12日の出馬会見での「昭和15年生まれで終戦の時は20歳。もちろん空襲も覚えている」「東京都では若干、出生率はほかのところよりは高いといわれているがそれでもまだ1.4前後」などと事実と違う内容の発言や、過去に4度のがん手術を受けていることから年齢と健康に対する不安が指摘された。しかし本人は「今が一番健康」と胸を張るが、選挙期間前半は政策の立案不足なのか健康への不安なのか、街頭演説が他の候補に比べ少なく、当初からの不安の声を払しょくし切れてはいない。

 また鳥越氏は17日にフジテレビの「新報道2001」で予定されていた主要3候補の討論会を日程調整を理由に欠席。それに伴い企画自体が流れ、小池氏と増田氏も出演がとりやめになるといった事態も起こった。各候補の政策をじっくり聞くことのできる数少ない機会だっただけに、物議を醸した。
 各メディアによる世論調査では小池氏が一歩リードし、鳥越氏と増田氏が続く形となっているが果たして結果は…。
※本原稿の締め切りは21日。

その他の立候補者

高橋尚吾、谷山雄二朗、桜井 誠、マック赤坂、山口敏夫、山中雅明、後藤輝樹、岸本雅吉、上杉 隆、七海ひろこ、中川暢三、関口安弘、立花孝志、宮崎正弘、今尾貞夫、望月義彦、武井直子、内藤久遠 (届け出順)

画像: www.tokyoheadline.com
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