画像: 一木美里のおいしくたべようの会 vol.10
『スッキリキヌアタブレ』

 多岐にわたって活動している一木美里が、独自の視点で“食”をテーマに語る連載コラム。毎週火曜日更新。

一木美里です。
すっかり秋本番、秋といえば、読書、芸術、食欲、そしてファッション。
ファッション系のイベントやパーティが続く続く今日この頃、ドレスコードに「ピンク」が多くて、やっぱり今年はピンクなのかなぁと思っています。スモーキーなピンクのかわいいアイテムを探し中。
第2週目のテーマは「わたしのレシピ」。

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無心に何かをする、ということが大事なときもある。
悩み事があって、頭にこべりついて離れなくて、頭の中いっぱいにそのことが満ちて気分が悪い、そんなもやもや。でも目を背けちゃいけない考え事。
大人になるとそういうことが増えて、そんなときの対処法を知っていてこそ大人なのかも。
水洗いしたキヌアを鍋に入れ、たっぷりの水とひとつまみの塩、オリーブオイルを入れて沸騰させる。
沸騰した鍋のなかのキヌアたちをかき混ぜてから、もう一度蓋を閉める。

冷蔵庫から、キュウリ、ミント、そしてパクチーを出して水にさらして綺麗に並べる。
鮮やかな3つの緑をそれぞれに、できるだけ細かくみじん切り。
10分程してキヌアの鍋の中をのぞくと水分がなくなっているから、火を消してしばらく蒸らしておく。
最後にミントを小さく刻んで、ハーブのいい香りを思いきり吸い込んだ。

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’’深い考え事はなにかをつくりながらが一番’’と思ってる。
頭いっぱいになるような事柄と冷静に向き合うのは難しいから、なにかをつくりながらくらいがちょうどいい。
できればつくることに集中して、ちょっと頭に休憩をあげたいものだけど。
なによりみじん切りは細かく切ることだけに集中させてくれる気がして、
落ち込んだときはひたすらみじん切りが必要な料理をする。

甘い甘いアメーラトマトを優しく粗みじん切り。赤い色が加わるだけで一気に明るく見えるの。
ぎゅっと握ると潰れちゃう、トマトみたいな存在はたくさんある。
わたしの心の中にも、きっとある。

ライムをすぱっと二つに切ると、びっくりするくらい綺麗な色に見えた。
切り刻んだものたち、それから冷めたキヌアをたっぷり、ボウルへ。
やさしく混ぜてから、ライムをぎゅっと絞る。
塩胡椒とオリーブオイルで味を整えて、ボウルからスプーンですくって一口味見。
パクチーの味わいとミントのさわやかさで口の中がスッキリして、
心にもスッキリが伝わってくる。
お皿にたっぷり盛って、たっぷり食べよう。

泣くことも、逃げ出すことも簡単だけど、
とても辛いときを我慢してでも向き合いたいものってあるし、
ほんものってきっとそういうこと。


【わたしのキヌアタブレ】
材料:キヌア、トマト、キュウリ、ミント、パクチー、オリーブオイル、塩胡椒

一木美里 Misato Ichiki

歌手、DJ、SamanthaThavasaグループブランドレップ。
1989年12月6日生まれAB型。学生時代より読者モデル、リポーター、バックダンサーなど多岐に渡って活動。
SNSや雑誌を通してファッション、ライフスタイルを発信中。
【公式instagram】▶︎ https://instagram.com/misato_ichiki/

画像: www.tokyoheadline.com
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