画像: 撮影・神谷渚

撮影・神谷渚

 日焼けした肌にごっついゴールドの時計。一見オラオラ系のギャル男のような風貌。しかし、話をしていくと見た目とは正反対のシャイで優しい素顔が見える。格闘技を始めたのも純粋なヒーロー願望から。

「小学校3年生の時にボクシングを始め、中学からはボクシングを続けつつ、空手も始めました。で、高校に入ってからキックボクシングを始めました。男の子って、ウルトラマンや仮面ライダーなどのヒーローを見て、強い男に憧れると思うんですよ。それが大きくなるに従い、野球やサッカーのほうへ行くけど、僕はそれがずっと変わらないだけ。世界一強い男イコール世界チャンピオンだという気持ちをずっと持ち続けてきた結果、格闘技をやっているという感じです。戦隊ヒーローの延長線上に格闘技があったんです(笑)」

ヒーローに憧れた少年は17歳でプロに。

「今月で27歳なので、もう10年ですね。デビュー戦はすごくよく覚えています。実はその日がちょうど親父の誕生日だったんです。元プロボクサーで、小さい頃からずっと僕を応援してくれていた父親の誕生日にデビュー戦ができるのはうれしかったですし、自分と格闘技の縁を感じました。試合にも勝てたので、ほんと良かったです。今まで生きてきた中で、1番のプレゼントになったんじゃないかな。あと印象に残っているのは“狂拳”竹内裕二選手との試合。6年ぐらい前なんですけど、今まで戦ってきた中で一番記憶に残っています。お互い倒し倒されで、すっごい楽しかった。いつもは怖いんだけど、試合中に初めて楽しいと思えて、心の底から笑えました。疲れていたとは思うんですけど、スタミナも全然切れない感じで、“ああ、楽しいな〜”って(笑)。ゾーンに入っていたのかな。ファイターズハイってやつかも知れないですね」

激しい試合を戦ってきた大沢の好きなタイプは…。

「こんな見た目でいうのもなんですけど、古き良き時代の女性が好きです(笑)。ギャルとか似合いそうだねって言われるんですけど、ギャルは苦手なほうかも…。分かりやすく言うと、中学校とか高校で目立つグループにいるような子はあんまり…。大人しくて真面目、物静かで清楚な子が好きです。でもそういう子は格闘技をやっている男なんてあまり好きじゃないと思う(笑)。僕が好きなタイプの子は、僕みたいなタイプが好きじゃないんですよ。だからあまり実らないですね。しかもこう見えて自分からは絶対にアプローチはしない。しないというかできません。今までの人生で一度も女性に連絡先とか聞いた事ないですもん。シャイ…とかではなくて、硬派なんだと思います」

画像: 激しい試合を戦ってきた大沢の好きなタイプは…。

きな女性に声もかけられないというが夢は…。

「これを言うとドン引きされるんですけど、夢は格闘技じゃないんですよ。もちろんチャンピオンになりたいとか目標はありますが、夢を聞かれたら“幸せな家庭”って言います(笑)。友達にはキモいって言われるんですけど、普通の奥さんがいて、子どもがいて…それが夢です。ピュア? そうかも知れない。だってずっと少女漫画を読んでるし、恋愛系の映画を1人で見に行って号泣しますもん(笑)。あと、お金に対する欲も、有名になりたいっていう欲もないんです。自分が有名になる事で、家族や友達が喜んでくれるなら、有名になりたいと思いますけど、自分のためではない。応援してくれる周りを喜ばせたいだけですね。で、欲しいものは幸せな家庭です(笑)」

キャラ崩壊ともいえる乙女チック(?)な夢を語る大沢。
9月30日には、タイトルマッチに挑む。

「チャンピオンのゴンナパー選手に挑戦します。トーナメントでは勝った選手はいますが、ノーダメージのワンマッチでゴンナパーに勝った日本人はいないんじゃないかな。だから正直やりやすいですよ。下馬評ではゴンナパーの勝利を予想している人が多いので、プレッシャーもないですし、逆に見てろよという感じです。モチベーションも高いですし、作戦もいろいろ考えてますから。僕、勉強は苦手でしたけど、格闘技IQがめちゃ高いんですよ(笑)。セコンドもよく頼まれますし、ほかのジムの選手からもアドバイスを求められたりもするので。だから自分自身では負ける気はしません。泥仕合でも何でも、とにかく勝ちたいので、最後の最後まであきらめるつもりはないし、僕の大和魂を見てほしいですね。格闘技って、ほかのスポーツと違って最後の1秒まで何があるか分からない。1、2ラウンドに何回倒されても、3ラウンドのラスト1秒に1発当たれば何かがある。大逆転できるスポーツなので、その醍醐味を見せたいですね。必ず勝って、応援してくれる人たちを喜ばせる。その喜んでいる顔を見るのが一番幸せです」

格闘家イケメンファイル Vol.92
褐色のバッドボーイ 大沢文也(おおさわ・ふみや)

東京都足立区出身。1991年9月11日生まれ。父、祖父、伯父も元プロボクサーという格闘家DNAを持つ。小学校3年生からボクシングを始め、17歳でプロデビュー。9月30日(日)に後楽園ホールで行われる「Krush.93」のKrushライト級タイトルマッチで、チャンピオンゴンナパー・ウィラサクレックと対戦、ベルトに挑む。TANG TANG FIGHT CLUB所属。Twitterアカウント:@gekikara2323

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