画像: 『カメラを止めるな!』シリーズ化も!?上田監督「転ぶ準備はできている」

『カメラを止めるな!』シリーズ化も!?上田監督「転ぶ準備はできている」

都内2館から全国300館以上での拡大公開、今なお快進撃を続ける話題の映画『カメラを止めるな!』のトークセミナーが8日、都内にて行われ、上田慎一郎監督が登壇。学生時代の製作エピソードや同作続編の構想などについて語った。
この日のセミナーは『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2018 秋の上映会』の目玉イベントの1つとして開催。冒頭、国内外の映画祭で高い評価を得た、上田監督の過去のショートフィルム『彼女の告白ランキング』が上映されると『カメラを止めるな!』にも通じる怒涛のコメディー演出に会場は大爆笑。上映後、上田監督は拍手喝采で迎えられた。
さらに上田監督が高校時代に撮影した作品『タイムトラベル』のメイキングフィルムを初公開。高校1年から毎年の文化祭に向け映画を撮影していていたという上田監督。「自分でナレーションを入れているのがまた恥ずかしいですね」と苦笑しつつ「クラスメイトの個性を見ながら当て書きで脚本を書き、監督をしました。高1、高2、高3と、作った作品のヒロインはいずれも自分の一番好きな子でした(笑)。下世話なようで大事なことなんです、モチベーションが全然違うので。作り手が愛おしいと思うことはけっこう大事なこと。撮りたくない人を撮っていても見ている人に伝わると思うんですよね」と語った。
また、その高校時代には演劇部の先生にスカウトされた際のエピソードも飛び出した。元からいる部員と衝突も乗り越え、野球部やサッカー部の演技未経験の生徒たちも巻き込み、これまで地区予選落ちが続いていた演劇部を自身の作・演出した作品で近畿大会2位に導いた逸話を明かし、ほぼ無名の俳優を起用した『カメラをー』とも通じているかもしれない、と振り返った。
同作は予算300万円での製作という点も話題を呼んでいるが上田監督は「300万円というのはあくまで実費。本作はワークショップの一環として始めた作品なのでキャスト費が出ていないんです。これが最初から商業映画として作られていたら有名俳優でなくても3000万は必要だったと思います」と明かし「ちなみに本作を広瀬すず、菅田将暉、大泉洋で作ったとしたら4億かかるだろうとプロデューサーが言っていました(笑)」。大絶賛のクライマックスについても「単純にお金が無かったからあのようになった(笑)。お金があったら同じようにはなっていなかったと思う」と語った。
観客からも質問が相次いだ。映画を作っているという13歳の観客から「僕も脚本を書き終わらずに撮影してしまう。どうしたら脚本を完成できますか」とアドバイスを求められた上田監督は「大人になれば締め切りというものが設定され、最後まで書かなきゃいけなくなります(笑)。そうなれば自然とできるようになると思います。僕も高3までろくに脚本を書かずに撮っていましたから。仲間内以外の人が参加したり、誰かにオファーしたいとなればどうしても完成した脚本が必要になってきます」と率直に回答。
さらに『カメラを止めるな!』続編について問われると上田監督は「実はシリーズ化できないかな、というのは妄想しています。“ゾンビもの縛り”というよりは、主人公が無茶な仕事を振られてカメラを止めずに...水中でワンカット30分とか(笑)。具体的には動いていませんけど妄想はしていますね」と意欲を見せ「よく次回作への期待が大変ですねと言われるけど正直、あまり感じていません。次の作品で守りに入って60点、70点のものをつくったら終わりだと思う。0点か200点かを目指したい。今までホームレス経験や借金まみれになったこともあるし、たとえ失敗して大コケしてもまたそうなるだけ。転ぶ準備はできていますから(笑)」と断言。終始、会場を笑いに包みながら率直なトークを繰り広げた上田監督。終了時にはこの日一番の拍手で見送られた。
『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2018 秋の上映会』は12日まで開催(9日からはアンダーズ東京にて)。

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