画像: 前人未到の4回転半ジャンプに挑む羽生、羽生を追う宇野【グランプリシリーズ 2018 20日開幕】

前人未到の4回転半ジャンプに挑む羽生、羽生を追う宇野【グランプリシリーズ 2018 20日開幕】

■男子シングル■
羽生結弦の連覇や宇野昌磨の初出場銀メダル獲得に沸いた平昌五輪から半年。昨シーズンは「真・4回転時代」とも言われ、多くのトップ選手が高難度のジャンプに取り組む傾向にあった。けれども今シーズンになって、男子シングルではフリースケーティングの演技時間が4分半から4分に、フリーの演技中に組み込むジャンプの数も8つから7つになるなど、ルールが大きく変更された。端的に言えば、より質の高いプログラム・演技内容が求められるようになったということだ。
そんな中、前人未到の4回転半ジャンプに挑もうとしているのが羽生だ。今シーズン初戦をトレーニング本拠地であるカナダで迎え、そこでは4回転半こそ跳ばなかったものの、3種の4回転ジャンプを含む高難度のプログラムを披露した。今シーズンのショートプログラム/フリーはともに、羽生が憧れる大先輩スケーター、ジョニー・ウィアーやエフゲニー・プルシェンコの過去プログラムから着想を得た。羽生にとってのスケートに向き合う楽しさや厳しさが、演技の中で存分に立ち現れてくるプログラムになりそうだ。
平昌五輪で銀、その後の世界選手権でも見事に銀メダルを獲った宇野。こちらも昨シーズン以前から変わらず高難度への挑戦を続けている。今シーズンも初戦から4回転フリップを跳び、演技全体もよくまとめて、ショートプログラムの得点は新ルールのもとで100点の大台に乗せた。羽生の背中をひたすらに追う20歳の快進撃は、今シーズンもとどまるところを知らない。
五輪代表として活躍し国内選手では3番手につける田中刑事や、昨シーズン末の世界選手権を棄権した羽生に替わって出場、5位に入り好演技を見せた友野一希にも注目だ。新時代を切り拓いていく強豪を相手に、選手ひとりひとりが挑戦し高みを目指す姿を見られるのが待ち遠しい。
(文・尾崎茉莉子)

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