スポーツ写真においてシャッターチャンスが最も少ないのは何か。撮影難易度が高いとなると、ノルディックスキー・ジャンプ、スピードスケートの500m、ボブスレーなどのそり系競技、アルペンスキーが私の頭には浮かぶ。共通してるのは、速い。そして大抵の現場は寒い。寒いのはさておき、観客席よりも選手に近い撮影ポジションからは本当に速く感じる。これらのウインタースポーツ以上に難易度が高いのが体操・跳馬である。全速力の助走から一瞬にして飛び上がり、ピタリと着地。しかも選手や技によってその軌道は違う。さらに、決勝はたった一本しか飛ばない。体操の世界一を決める大会がカタール・ドーハで今まさに開催されている。2020東京オリンピックへの出場権がかかり、ハイレベルな演技が繰り広げられている。私はこの演技の迫力に負けない写真を撮り、伝えたい。300mmの望遠レンズを構え、選手同様に集中力を高めた。どんなに難しい撮影技術であろうが、スポーツフォトグラファーも選手同様に常に挑戦すべきだろう。■カメラマンプロフィル撮影:松尾憲二郎1985年 東京生まれ。都立工芸高校デザイン科、東京造形大学デザイン学科卒業。学生時代よりエクストリームスキーヤーとしてアメリカを中心にワールドツアーを転戦。選手引退後、バックカントリースキーを中心に撮影者として雪山を登ってきた。2014 年より「アフロスポーツ」に所属。現在は様々なスポーツを撮影している。日本スポーツプレス協会(AJPS)会員■取材歴2015 冬季ユニバーシアード(スペイン/グラナダ)、EAFF 東アジアカップ(中国/武漢)、世界柔道(カザフスタン/アスタナ)2016 スキー遠征(モンゴル/アルタイ山脈)、リオデジャネイロパラリンピック2017 冬季ユニバーシアード(カザフスタン/アルマティ)、冬季アジア大会(札幌)、世界フィギュアジュニア(台湾/台北)、夏季ユニバーシアード(台湾/台北)、フィギュアGPシリーズ(ロシア/モスクワ)2018 冬季オリンピック(韓国/平昌)、夏季アジア大会(インドネシア/ジャカルタ)■個展2011 冷やしボブ(ボブ東京)2014 YMK_展(EATME GALLERY 南青山)、YMK_展 (UP LAND 札幌)2016 SKIING MONGOLIA(代官山ヒルサイドテラス)、season(NIKON 新宿フォト・プロムナード)アフロスポーツ1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している■アフロスポーツHPhttps://sport.aflo.comhttps://www.aflo.com■Facebookhttps://www.facebook.com/aflosport■Instagramhttps://www.instagram.com/aflosport■Twitterhttps://twitter.com/aflosport
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