画像: 大晦日にメイウェザーvs那須川天心。那須川「ルールはこの際なんでもいい」【12・31 RIZIN】

大晦日にメイウェザーvs那須川天心。那須川「ルールはこの際なんでもいい」【12・31 RIZIN】

那須川「拳一つで世界を変えられることを証明する」
RIZIN FIGHTING FEDERATIONが11月5日、都内で会見を開き、ボクシングで5階級を制覇したフロイド・メイウェザーが大晦日の「RIZIN.14」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に参戦することを発表した。
注目の対戦相手は9月の大会で堀口恭司との世紀の一戦に勝利した那須川天心となる。
この日は両者揃っての会見となった。
メイウェザーは会見の冒頭「東京に戻ってこられたことをうれしく思っている。東京には8~10回来ているが、世界の中でも、大好きな場所。こうして今回来られたので、これからはもっと頻繁に日本に来たいと思っている。だからRIZINへの参戦がかなったことは自分にとっても喜ばしいこと。まずは大晦日の対戦を楽しみにしていてほしい。素晴らしいエンターテインメントをお届けする」などと挨拶した。
この後、入場した那須川は「自分のできることは日本の格闘技をしっかり盛り上げることなので、この試合、オファーもらった時に、すぐにOKしました。自分の人生の中で最大の出来事だと思うのですけど、それが今こうして現実になって、とてもうれしい。皆さんもびっくりしていると思いますが、僕も正直、びっくりしています。世界中、誰もが、成し遂げられなかったことを、この僕が必ず証明して、僕がこの拳一つで世界を変えられることを証明しますので、みなさん期待していてください」と挨拶した。
メイウェザー「ファイターとしてどういうスキルを持っているかが試される試合」
会見後にメイウェザーの囲み会見が設定されていないことから会見ではメイウェザーに質問が集中した。
メイウェザーは今回の試合について「実際に対戦するということはどこで行うかに関わらず、真剣勝負ではあるけれども、この、大晦日のリングという特別な場所で戦えることをうれしく思う。戦いの理念は力を尽くすということを惜しまないこと。限界まで追い詰めて力をつけていくのが自分のやり方で、今回もやるべきことは同じ。那須川は力があり、強く、速い。並みの選手じゃない。経験則では俺に分がある。だが、若さが力だってことになるなら、彼のほうに分があるけどね」と話す。
メイウェザーは1996年のデビューから50戦を戦い50勝(27KO)無敗。その間5階級を制覇し、そのファイトマネーは1試合で100億円を超えるといわれ、2015年に行われたマニー・パッキャオとの一戦では2人で360億円のファイトマネーを受け取ったとされている。
しかし日本国内の興行システムのなかではそれだけのファイトマネーを支払うのは現実的ではない。メイウェザーは今回の試合については「特別な対戦」だと前置きしたうえで「これまで世界が見たこともないものを見せる機会。場所が東京というだけでも世界初のこと。ずっとアメリカで試合をやって来て、日本のファンに(生で)見てもらえるのは世界初の出来事。日本のファンはベガスやアメリカ各地に見に来てくれていたけど、今度は自分が来たということ」と話した。
メイウェザーは50戦すべてをアメリカ国内で戦っている。
また体重についてはメイウェザーは昨年行われたコナ・マクレガー戦はスーパーウェルター級で戦い、天心はフェザー級。実に5階級の差があるのだが、メイウェザーは「こういう対戦はスキル対スキルであって、自分がファイターとして何者であるか、という戦いなので階級はあまり気にしていない。もちろん階級というルールの中で戦うが自分は比較的、体型の小さめのファイターで、その持ち味を出す戦い方をして来た。(今回は)階級、重さありきではなく、ファイターとしてどういうスキルを持っているかが試される試合だと思っている」などと話した。
天心の「パンチは当たりそう」発言にメイウェザーは...
この日はこの試合については「スペシャルチャレンジバウト」と発表され、体重を含めたルールの詳細は今後詰めていくことになる。
この状態は古いスポーツファンにはアントニオ猪木vsモハメド・アリ戦を思い出させるが、メイウェザーは「アリvs猪木戦は自分が生まれる前だよね? ハイライトを見たことがあるけど、グレートショーだったよね。俺も大晦日にいいショーをするよ」と話した。
また互いの印象について問われると、メイウェザーは天心について「ハイライトを見せてもらった。アンビリーバブルな能力を持った格闘家。スキルやタレントも素晴らしく、パワーのあるファイター。なかなかいい体型をしているなと思った。当然彼がジムでしっかり時間をかけてトレーニングしている結果だと思う」とその印象を語った。
一方の天心は「身長以上に大きいものを感じた、すごいオーラを感じた」としつつも「パンチは当たりそうだな、と思いました」と続けた。
この言葉を聞いたメイウェザーは笑顔で拍手。その態度は称賛から出たものなのか余裕から出たものなのか...。
那須川は会見後、「こんなチャンスはない。ここで断ったら一生戦うことはない。だったらやるしかないでしょ、ということ」と試合を受けた理由を明かした。そして「パンチは当たりそう」と発言した際のメイウェザーの態度について「笑ってましたね。ムッとしました(笑)。なめられているのは分かっている。でも何も気負わずに行ける試合は久々。今まではずっと自分が話題の中心だったが、今回は話題はずっとメイウェザーなので、自分は失うものはなにもない。でも負けるつもりはない。勝ちに行く」などと話した。
那須川は「RISE 129」(11月17日、東京・両国国技館)で前シュートボクシング(SB)日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹との対戦が決定済みなのだが「11月の試合は絶対に落とせない。その試合を落とすと全部台無しになってしまうので、今はメイウェザー選手のことは考えず、次の内藤選手の事しか考えないつもりでいます」とまずは目の前の内藤戦に集中。体重こそ「無差別や70キロとかはさすがに無理ですけど、普通にあり得る範囲なら」としたもののルールについては「全部(上の人に)任せて。この際、なんでもいいですよ」と話した。
榊原氏「猪木vsアリ、髙田vsヒクソンに並ぶ平成最後の異種格闘技戦」
今回の試合が発表に至った経緯について、榊原信行RIZIN実行委員長は「まずRIZINへ参戦することについて交渉が始まった。メイウェザーとやるとなったら相手は那須川天心しかいないと思った。ルール、ウェイトなど調整しなくてはいけない問題はたくさんあるが、天心に“やってみないか?”と提案したら “メイウェザーの前には自分が立つ”という心強い言葉をもらった」と説明した。
また榊原氏は会見後、改めてルールについては「ボクシングルールにはならない。MMAでもない。スペシャルスタンディングバウトということになる。体重はメイウェザーが65キロに落とせるか。天心が上げて61キロ。最終的に5キロくらいの差になると思う。どっちにしても猪木vsアリ、髙田vsヒクソンに並ぶ平成最後の異種格闘技戦。ルールはこれから大変だが、どっちにしてもスタンディングの異種格闘技として成立するしかるべきルールにする」と話した。
会見中にも出たメイウェザーのファイトマネーについては「いつも100万円もらっている人が1万円では試合はしないことは確か。長年、格闘技のプロモーターをやっているが、過去最高のファイトマネーを払うことは間違いない。想像に任せるが。100万円の人が10万円でニコニコするのか? そんな中途半端なお金では成立するんだったら今までにもできているはず」と話した。
また「10月から交渉がスタートした。9月の大会後、メイウェザーのマネージングチームから“メイウェザーを日本で試合をさせる事に関して相談させてほしい”という正式な申し入れがあった。それからすべての交渉が始まった」と、この試合はメイウェザー側からの呼びかけがスタートだったことを明かした。

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