画像: 「RED DEAD REDEMPTION II 」自らの誇りと命を賭けて戦うガンマンたちの物語

「RED DEAD REDEMPTION II 」自らの誇りと命を賭けて戦うガンマンたちの物語

舞台は前作の10年前
物語は1899年のアメリカ大陸、無法者たちの時代は終焉を迎え、新たなる法と秩序の時代を迎えようとしていた。主人公アーサー・モーガンは、そんな時代の変化から取り残され、追い詰められつつあったお尋ね者集団、ダッチギャングの指揮官的存在である。ボスのダッチと、いきり立つ若手たちの間をつなぐ、いわば中間管理職的な役割だが、彼は仲間からの信頼と名誉に支えられ、義侠心あふれる兄貴分として奮闘する。
プレイヤーは、このアーサーとなってアウトローの生きざまを追体験する形となるのだが、本作の特筆すべき点は前作『レッド・デッド・リデンプション』(2010年)の時代から10年前という舞台設定にある。前作の主人公ジョン・マーストンは、かつてこのダッチギャングに所属して暴れまわっていた過去があり、そのために連邦警察に家族を人質に取られ、ダッチギャングの残党を討伐しなければならなかった。『RDR2』には、まだ若きマーストンがモーガンを支える血気盛んな若手ギャングとして登場するのだが、これは映画では不可能なシチュエーションである。主人公の若い時代を描く続編はよくあるが、同一人物の主演俳優のみならず、周囲の人間まで少しだけ若返らせるというのは技術的にも非常に難易度が高い。まさしくゲームだからこそ実現した設定といえるだろう。
さらに凄いのは、ディテールの細かさだ。降りしきる吹雪から乾燥した砂漠、鬱蒼とした湿地帯から電気の通った大都会まで、『RDR2』に登場するエリアは、どこまでも広大でありながら、その細部までが徹底的に作り込まれている。生い茂る木々の中には薬草や花など生活に役立つアイテムが散りばめられ、野生動物たちは狩猟することで皮革を売却したり、その肉を調理できる。タバコ、コーヒー、酒などの嗜好品も充実しており、銃器には装飾や改造を施せる。よく「魂は細部にこそ宿る」と言うが、それは『RDR2』のためにあるような言葉だろう。
西部劇さながらのストーリー
緻密なシナリオも見逃せない。無法者として追われる身であるダッチギャングは、常に人里から離れた場所にキャンプを設営する。何か危機的状況に陥った場合でも、すぐに移動できる身軽さを武器に、メンバーそれぞれが非合法活動に励むことになる。稼いだ資金をキャンプに寄付することにより拠点が成長。さらに大きな仕事で稼ぐ布石となっていくのだが、それはさまざまな土地を流転することで、西部劇の名シークエンスを余すところなく再現できることにつながる。雪深き山荘で銃撃戦、泥だらけの町の酒場で大乱闘、綿花畑が広がる赤土の田園地帯などなど、それぞれが西部劇ではおなじみの風景であり、そこで巻き起こされる数々のトラブルの物語もまた、現代劇ではないからこそ表現できるエキサイティングなドラマに仕上がっている。
ファッションも自由にカスタマイズ
主人公アーサーのスタイル、ファッションもプレイヤーの好みに細部までカスタマイズできるが、ここにも新しいテクノロジーが込められている。それは毛髪やヒゲ。時間が経過することで伸び、整髪するとまた伸びるまで再調整できないというリアルだからこそ、調整する時には、どのスタイルを選ぶべきか真剣に悩んでしまうのだ。気温もエリアによって違うため、寒冷地には厚手のコートを着ないと体力に影響を与えるし、その逆もある。
実用とファッションを兼ねたコーディネイトもまた、『RDR2』の楽しみである。
また、アーサーの行動には全て結果が伴い、善行を選ぶか悪行に徹するかで、周囲の反応や評価が変化する「名誉レベル」のシステムも重要だ。ドラマの展開にプレイヤーが細部まで介入することで、このワールドで自分を取り巻く状況が違ってくる。ギャングの悲しき運命か善行を貫くことは悪行よりずっと難しい。自分の理想とする生き方とは何かをプレイヤー自身が考えなければならないのだ。
生態までリアルな動物たち
狩猟に関しても、それだけ独立した別のゲームといえるほど、その緊迫感の再現度は高く、獲物となる動物たちとの対峙も全てシームレスに発生する。つまり、主人公たちと同じ空間で同時に生きており、昼夜やエリアで変化する動物たちの生態は、現在では二度と見ることのできない古き良きアメリカの野生世界の再現でもあるのだ。狩れるのは兎や小鳥といった小動物から、こちらが獲物になってしまう獰猛な肉食獣まで多種多様。動物たちを全て網羅できる図鑑を埋めていく作業だけでもやり込み甲斐がある。河に出向けばフィッシング、キャンプに戻ってポーカーやドミノを遊び、会話やダンスも楽しめるのだから、無限の遊びの詰まった究極のオープンワールドと断言できるのではないだろうか。

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