画像: “日本最年少起業家”が次に挑む、前代未聞のビジネスとは「リアルでの体験が価値になる」吉田拓巳氏

“日本最年少起業家”が次に挑む、前代未聞のビジネスとは「リアルでの体験が価値になる」吉田拓巳氏

「小学生のころから趣味でグラフィックを作っていて、親の知人に頼まれたものを作ってお小遣いをもらったりしていたんです。13〜14歳のころ、遊びの延長から仕事に変わりつつあったタイミングで、いっそ会社を作ったら面白いんじゃないかということになり15歳で起業したんです。なので当時は綿密な事業計画だとか目標を立てることよりも、まずは会社を作ってみて、あとは何でもやっていこうという感じでしたね」
とはいえさすがに15歳での起業は大きな挑戦だったのでは。
「極論を言えば、手続きさえすれば起業したことにはなります。でも起業がゴールではないですからね。むしろ挑戦への単なる通過点に過ぎない。自分の中に根拠のない壁を作ってしまい結局、起業に踏み出せない...なんてことになるくらいなら早く挑戦したほうがいいと思ったんです」
若くして起業し、同時に多くの困難にもぶつかった。それでも「それも含めて経験値」と語る。
「苦しいことは多々ありましたけど“結果として挫折しました”ととらえたことはあまり無いんですよね。今ではあの失敗を経験しておいて良かったと思うことのほうが多いです」
セブンセンスは今年で8期目。今では映像制作だけでなく大規模なライブやフェス、ブランドのローンチイベントやポップストアなど体験の場を提供している。そして今年立ち上げた“無料の移動サービス”という新事業もすでに話題を呼んでいる。
「nommoc(ノモック)という会社を新たに設立しました。メディアではよく”無料タクシー”という言われ方をするのですが、僕らはそんなつもりではなく、一言もそういう言い方はしていません(笑)。ノモックは、無料で移動しながら気になる広告を見て情報を得る、というサービスです」
テレビ、ネットの映像やフリーペーパーの“情報”のように“移動”というリアルな体験を無料にするという、かつてないサービスだ。
「フェスやイベントなどのリアルな体験の場を作ってきたなかで、多くの企業が生活の中で見せるだけの広告よりもリアルな体験の場で伝えることを重視するようになってきていると感じていました。例えばこれまでだったら、きれいな女優さんが化粧品を使う広告を見て、これを使えば自分もきれいになれるかも、と思うことができた。今までは目の前でリアリティーを感じられるベストなものがテレビだったけれど、今ではネットで圧倒的な数の情報に触れることができるし、それを見れば自分が実際に体験してみたいと思うようになる。そうなると、体験や体感を通して訴えるほうが伝わりやすいし、価値があるということになるわけです。僕らもずっと、若い人にアピールするなら渋谷でこういうイベントをやりましょう、とリアルな場を提供してきましたけど、より明確なデータを抽出できればそこに価値を見出せるんじゃないかなと、この数年、考えていたんです。いま広告業界では100万人に届いたら1人いくら、といった“リーチ単価”で報酬が決まっています。1億円使って百万人にアピールして1人頭3円、みたいなことなんですけど。僕らはずっとリアルイベントをやってきて、体験を提供できる場には親和性の高い人が集まってくるということが分かっていました。イベントに来るのは数万人ですけど、まったく関心の無い人も含む100万人に伝えるために1億円を出すより、商品との親和性が高い10万人に直接訴えることのほうが、価値がある。ノモックなら、体験の場を作って、なおかつどんな層がどんな広告を見たか、どこからどこへ移動したかといった行動データを収集しAIで解析することで価値を出せると確信したので、すぐ動こう、と。まずは来年3月にテストも含めて、福岡で走らせてみようと思っています。そこから規模を大きくしていければ、と考えています」
吉田氏は、何よりも時代の流れを読むことの重要性を語る。
「今、時代はものすごいスピードで変化しているので、一つのことに執着するより時代に合わせて変容していくことが大切。もともとセブンセンスでは映像の制作だけをやっていたんですが、これからは人に訴求したり発信したりする場が、テレビからリアルな体験に移っていくだろうと感じて、体験の場につながる仕事をしていたほうがいいと考え、4年ほど前からフェスに関わるようになり、やがて自分たちで大きなフェスを立ち上げるまでになりました。昨年から『STAR ISLAND(スターアイランド)』という新しい花火エンターテインメントを開催しているんですが、それも僕らが時代の変容に合わせて動くなかで生まれたプロジェクトです」
時代にも場所にも“とらわれない”。
「福岡を拠点にしていますが都内や他の地域での仕事がほとんどです。それでも福岡に身を置いている大きな理由は、アジアに近いからです。極論を言えば日本で失敗してもアジアで成功すれば、そのほうが仕事としては大きい。起業家としてグローバルな意識は常に持っていたい。思考は柔軟に、自分の範囲から1歩踏み出すことが大事だと思っています」
吉田 拓巳(よしだ たくみ)
1995年6月29日生まれ。実業家、クリエイター。日本最年少社長として15歳で株式会社セブンセンスを設立。16歳で10代のネット擬似投票サイト「Teens Opinion」をリリース。国内最大級の音楽フェス「ULTRA JAPAN」の映像演出、未来型花火エンターテインメント「STAR ISLAND」のテクニカルディレクター、空間プロデュースや企業のブランディングも手掛ける。2018年5月、無料配車サービス「nommoc(ノモック)」事業をスタートし、創業時の投資型クラウドファウンディングでは4分半で5000万円の調達を成功。ビジネス受賞歴多数。
起業をする人・考える人への応援メッセージ
起業というのはたくさんある選択肢の中の一つなので、これが全てではありませんが、しようかな?と考えている人は、後先考えずにまずはすぐに起業してしまえば良いと思います。
吉田 拓巳

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