画像: 【インタビュー】DEEP、旅立ちに寄せたニューシングル『WISH』に込めた想い

【インタビュー】DEEP、旅立ちに寄せたニューシングル『WISH』に込めた想い

――RYOさん、卒業の発表があったときには本当に驚きました。
RYO:......毎日のなかでこみあげるものがあって、気づいたときにはもう別の道に進みたいという気持ちが固まっていて。ただDEEPとして12年間やってきましたから、メンバーに話すまでは葛藤はありました。
――メンバーにその気持ちを伝えたのはいつ頃だったのですか。
RYO:今年の7月だったと思います。
――7月って......本当にごく最近なんですね。
TAKA:メンバーの一人ひとりに連絡が来たんです、話したいことがあると。......僕はそんな話をされるんじゃないかなっていうのがあって。でも、今もそうですけど、その時も前向きな気持ちになれたんです。新しいことにチャレンジしてみたいという気持ちがすごい伝わってきて、やりたいこと進みたい道が見つかったのは素敵なことだと素直に思えました。ここは僕らの分岐点なんだって思えたんです。
――『WISH』はRYOさんがメンバーに気持ちを伝えた後に作り始めたのですか?
RYO:はい。このタイミングでシングルをリリースする話はなくて、急きょ決まったんです。......たぶんスタッフさんの優しい計らいです。もう1曲この4人でどうだっていう。
――制作はどのように?
RYO:メンバーもスタッフのみなさんも、今回はRYOがやったらどうか、と。それで、ありがとうございますという気持ちで、僕が進めさせていただきました。
YUICHIRO:コンセプトはあって、RYOがプロデュースするという感覚です。
RYO:まずはメンバーでどんな楽曲がいいかと話してコンセプトを決めました。そのうえで、曲をお願いするときに、バラードで湿っぽい感じにはしたくないけれど、だからといってアップテンポでもなくて、その中間。歌いあげたいしテンポもある曲がいい、前向きな曲にしたいなって。いろんな楽曲を聞かせていただきました。その中から全員がいいなと思ったのが、『WISH』でした。
――歌詞もRYOさんが担当しています。
RYO:今回は、書くことが決まってから書きたいことかをメモるようにしていました。ふと浮かんできたことをメモしたり、それが1時間おきぐらいにあったりで。いざ書くという時にはある程度は決まっていました。12年分の思い出や感謝の気持ちはあるんですけど、そこに集中しちゃうと振り返る感じになってしまう。前向きな曲にしたかったので、今の僕が今思うことをそのまま書こうと思いました。聴いて下さった方たちの背中を押せるような、何かアツいものを感じてもらえるような曲になっていったらうれしいです。
――ドラマティックで心揺さぶられる歌詞ですね。なにかこう、これからDEEPとして進んでいく3人へのエールにも思えるし、新しい道を一人で歩んでいくRYOさんの決意表明にも思えるし......。
RYO:それは、3人に向けての応援が強いですね(笑)。あとは何より、聞いてくれる方々への。それと実はこの曲、最初は『WISH』じゃなくて『FISH』だったんです。
――そうなんですか? でもそうですね......サビの部分、WISHをFISHに置き換えると、WISHよりもっとフィットしちゃいますね。
RYO:僕はずっと、DEEPに魚のイメージを持っていたんです。深海魚じゃないですけど、深いところで4匹の魚が光を求めて泳いでいる。波に打たれて流れに逆らったりしながらそれでも泳ぎ続ける。そんなイメージが。
YUICHIRO:ああ、そうか。イワシかな(笑)。
TAKA:魚はルーツでもあるしね(笑)。
――DEEPのテーマソングを、3人にプレゼントしたってことなんですね。この曲を完成させて、今自分にできることすべて反映したって感覚があるのではないですか?
RYO:あります! 書き終わったあと、僕も、我ながら「ああ、いいの書いたな」って思いました(笑)。
TAKA:いいよ、めっちゃいいよ! リアルだし、いい言葉の使い方をしていて、すごく歌いやすい。母音や子音の響きまでも大事にして書いていて、ボーカリストの考える歌詞だなあって。
YUICHIRO:RYOは以前から言葉選びのセンスとかあるなと思っていたので、間違いなくいいものは書いてくると信じていたけど、出来上がってきたのは、やっぱりいい歌詞でしたね。僕も素直にすっと入り込めたし。なんか、いいの出したなって。
TAKA:実弟ながら?(笑)
YUICHIRO:誰がどのパートを歌うかもRYOが考えているんですけど、僕が歌っているところには、僕だから分かるような言葉を選んで入れてたりして、そういうところも含めてうまいなと思いました。
RYO:見る人が見れば分かるようなフレーズも入れたりしています。でも一番伝えたいことは、立ち止まったり悩んだり、迷ったりしている人たちの背中を押せたらってことなんです。
TAKA:RYOが書いたからこそ、説得力がある曲になっていると思います。歩んて来た道とは別の道に行くのはすごい勇気がいるし、度胸がいる。RYOも、そうした不安もあるなかで、一歩踏み出した一人だから。そういう曲になっていると思います。
KENSEI:RYOは決断にいたるまでいろんな思いがあったと思うんですけど、それがAメロの一番最初に集約されているのかなと思います。さよならというよりも、旅立ちの曲。この曲は、自分たちの人生を一生懸命前に進むエネルギーに代わると思います。
――『WISH』を含めて、今年リリースしてきた作品は、リアルというか、DEEPと一緒に進んでいる出来事というか......図らずも、だと思いますが。
TAKA:確かに、『SING』『CELEBRATE』『WISH』って人生乗せてシングルをリリースしてきましたね。
――DEEPの“ノンフィクション”が極まるともいってもよさそうな『WISH』ですから、歌うとなるとエモーションが自然とあふれ出ちゃいそうですよね。
YUICHIRO:レコーディングのとき、それは確かにありました。想いを乗せやすいキーだし。
KEISEI:RYOがどんな気持ちで作ったのかを考えると、自分の出せるものを出したいなと思います。
TAKA:ただ特別な感情を前に出しすぎると切なくなってしまうので、普段の自分たち通りにやるのがいいかなと普段通りに歌いました、レコーディングのときは。いやでもそうなっちゃうから、少し抑えて歌うぐらいがちょうどいいのかもしれない。
RYO:そう、いつも通りですね。
TAKA:そのうえで、まだまだ僕らは歌い続けたいし、スキルアップしたい、レベルアップしたいって感じさせてくれる曲です。
――現在、ツアーが進行中です。このシングルが発売になる26日に、RYOさんとYUICHIROさんの故郷の長崎でファイナルを迎えます。そして、DEEPとRYOさんは別々の道を行くことになるわけですが......。それぞれ、今後はどうなっていくのですか?
TAKA:考えてありますけど、間違いなく、進化です。そして来年は、ドキドキワクワクするようなことになると思うので。RYOの思いも背負って泳いでいきたいです。
RYO:僕はまだ具体的にどうするっていうのはないんですけど、発表させていただいたように、絵だったり、デザインだったり、アートの世界で、まずは勉強です。
――ありがとうございました。
(TOKYO HEADLINE・酒井紫野)

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