画像: 「マスカレード・ホテル」で一番仮面を被っていたのは、あの大物芸人!?【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

「マスカレード・ホテル」で一番仮面を被っていたのは、あの大物芸人!?【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

木村拓哉さんと長澤まさみさんW主演、ホテルを舞台に繰り広げられる連続殺人事件を描いた「マスカレード・ホテル」を観てきました。
「人を疑うのが仕事」である刑事が、「人を信じるのが仕事」であるホテルマンとして巨大ホテルに潜入捜査をする...という話なのですが、まあ、登場人物が豪華!
オープニング以降物語の終盤まで、車から、ドアから、写真から、どんどん有名な人が登場します。
作品のメインビジュアルにも、主演2人の他に、「犯人は、この中にいる」というキャッチコピーと共に20名の出演者の顔写真が並んでいます。
ただでさえ「巨大なホテル」という舞台設定で「大勢が出入りする」という状況が事件捜査を困難にする仕掛けになっているので、犯人候補を絞ってくれる宣伝は非常にありがたいのですが、鑑賞前の僕は「こんな人数、動かしきれるの...?」と、ひねくれた不安に包まれていました。
苦手なんですよね、ポスターに顔が載っていて「この人も出てるんだ!」と楽しみに観たのに、カメオというほど面白い出方でもなく「客寄せでポスターに載せただけのチョイ役」やってるのを観るの。
例えば、ドラえもんやクレヨンしんちゃんの映画なら「人物紹介」を1年間かけてTVアニメでやっているので、せいぜいゲストキャラの紹介すればメインストーリーに移行できるので、感動して当たり前なわけですよ!ジャイアンが映画にしか出ないぽっと出の悪役だったら、途中でデレたとこ見せられても「ただの移り気なヤツ」に見えて全然感動できない筈なんです!
かと言って一人一人丁寧に紹介してたら観客が飽きちゃって後半物語を動かそうとしてもノリ切れない。
海外映画も「アベンジャーズ」を筆頭にして「知ってるキャラでのドラマ作り」が流行中ですよね。
それに対してこの映画は新作でありながら莫大な登場人物を出すという真逆のハードモードなワケです。
実際に映画を観てみると...すっごい見やすい!どんどん出てくる登場人物の紹介が全て次のストーリーへのフリや伏線、ヒントになって主演2人の物語を動かす構造が実に上手い。
「信じる」「信じない」で対立する2人に「信じてはいけない人」「信じていい人」そして、「嘘をついているけどいい人」が出てきて、どちらのスタンスが正しいのかを観客に問いかける。
最後にはサスペンスとしての事件解決だけでなく、このテーマへの回答もしっかり描かれていて人間ドラマとしても非常に面白かったです。
そして更に見やすさを後押ししたのが、完璧ともいえるキャスティング。出てくる俳優さん全員が「この役ならこの人よねー!」というベストマッチ具合。ここまで来ると日本の芸能界を知らない海外の観客でも、その人のキャラや演技で「こういう人物像だろうな!」と思いながら楽しめるんではないでしょうか?
手塚治虫先生が映画から輸入した「スターシステム」が、映画に逆輸入されたような感覚でミーハー心も大満足です。
そして最後の最後、エンドロールで明かされる「明石家さんま(友情出演)」!
事前情報にもあったのですが、改めてここで「どこに出てたの!?」と思わされます。
他の人が皆「明らかに」出てくるから、そこ以外にピントがなかなか合わせづらい中で、見事な「面白いカメオ出演」をしてやられてしまいました。
これはもう1回観に行かないと...
日本の名優たちが“役という仮面”を被って繰り広げる絢爛な舞踏会、是非皆様も楽しみに行かれて下さい!
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