画像: 【インタビュー】吉田志織、話題の映画『チワワちゃん』でチワワちゃんを演じる

【インタビュー】吉田志織、話題の映画『チワワちゃん』でチワワちゃんを演じる

チワワは無知で、だからこそ自由な女の子
ある日東京湾で起きたバラバラ殺人事件。その被害者となったのがチワワだった。映画はチワワがクラブで出会った遊び仲間たちが、「自分たちの知るチワワ」を語っていく構成。
しかし、仲間それぞれが持つチワワのイメージはみなさまざまで...。仲間たちはチワワの本名すら知らなかった。
「チワワというキャラクターを初めて見た時、最初はあこがれが大きかった。チワワは 自由で、自分勝手なところもあるのに、それを感じないキラキラした魅力のある女の子。
生き方も自分とは違くって。私も思い切りはいい方なんですが、チワワはとにかく破天荒。自分も19歳の頃はもう少し無茶ができたような気がします。東京に来る時も、明日行こう、くらいの軽いノリで来ることができた。そういう意味でチワワは無知で、だからこそ自由な女の子」
18日に公開となった本作。渋谷の土日の映画館は、チワワと同じような若い女性が多く、そんな彼女たちの多くが『チワワちゃん』を見に訪れていた。「とにかくチワワちゃんが可愛かった!」。そんなふうに感想を述べる女性を多く見かけた。みんなチワワに夢中だった。
そんなチワワを演じた吉田志織は、作品中よりもずっと落ち着いていた。
「とにかく役落としが大変でした。チワワはとにかくパワーのある女の子だけど、そのパワーは異性からの愛が源な女の子。撮影も過激なシーンが多かったので、最初は全然力のいれ方が分からなかったんです」
本作はR15指定映画となっており、若者の刹那的な恋愛やセックスが多く切り取られていた。しかし、吉田が最も心に残ったシーンは、遊び仲間の彼女とのキャットファイトシーンだったという。
「こんなことやったことなかったから、何もかもが初めてで。疲れるし、チワワになりきっている間は、終わった後は虚無感すら感じていました。でも、一番大変だったのは、遊び仲間である原田の彼女と、クラブで殴り合いのキャットファイトをするシーンです。女の子と殴り合ったり、髪の毛を引っ張り合うなんてことも、もちろん初めてのことで。こんなに痛いんだ、と驚きました(笑)。作品中では一瞬のシーンなんですけど、撮影中、実は10分近くこのキャットファイトが続いたんです。監督が全然カットを入れなかったので。壮絶でした、本当に。...でも、カットが入った後、監督が私のところまで来て、初めて握手してくれたんです。そのせいもあって、心に残っています」
楽しかった、「青春を消費している感覚」
作品は90年代が舞台になっており、バブル時代ならではのきらびやかさ、派手さを感じる色彩感やカメラワークが目立つ。その華やかさが、刹那的でむしろ哀しく感じるようなシーンも多い。そんな短い青春を全力で駆け抜ける若者たちの中心に、チワワはいた。
「クラブシーンや夜遊びのシーンが多く、青春を消費している感覚が楽しかったです。600万円を3日で使い切っちゃう辺り、すごくバブリーで90年台っぽい感覚だなと思います。クラブやバカンス先で踊ったり馬鹿騒ぎしているシーンも多くて、一瞬パリピ映画のようにも見えてしまうんですけど...若い人だけでなく、青春を過ごし終えた人にも見てほしいです。青春は短い、だから美しい。この感覚って、青春を過ごし終わってしまったからこそ感じる感覚でもあると思うんです。90年台を、実際見たことがある人にも見てほ欲しい」
クラブでのダンスシーンや夜遊びは、90年台のバブリーな雰囲気と、今らしいファッショナブルでDJライクな音楽がうまくマッチしている。
「若い子には、今しかない青春を全力で楽しんでほしい。って私もまだ若いんですが、私は青春爆発、はできてなかったと思うから。チワワは恋愛に依存してしまって、少しずつその歯車がおかしくなっていってしまったけど、それもある意味正解だと思っています。多分、大人になってしまったら“好き”にいろんな事情を挟んでしまうのかなって。だから、都合とか、いい人かどうかとかそういうものを、全部引っこ抜いて誰かを全力で好きになれるのも、きっと青春の間だけ。若い人たちには、思いっきり恋愛してほしい」
今を生きる若者も、過ぎ去った青春がある大人も、それぞれの青春を感じながら見ることができる。映画は新宿バルト9、渋谷HUMAXなどで上映中。
(文・ミクニシオリ)

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