画像: 【いまライブで聴くべきバンド】新宿「ACB」編

【いまライブで聴くべきバンド】新宿「ACB」編

今日もまた、都内のライブハウスではたくさんのバンドやアーティストがライブを行っている......けれど、数も種類も多すぎて、誰を見に行ったらいいのか分からない!!! だったらプロに聞きましょう!
今月伺ったのは、なんと今年で50周年を迎える東京でも老舗のライブハウス、新宿ACB。特にメロディックハードコア、通称「メロコア」のジャンルに特化したライブハウスだ。メロコアの今を問いかけながら、これからのメロコアシーンを担っていくネクストバズバンドも紹介していただきます!
90sインディー・メロコアブーム。「Hi-STANDARD」に始まる今のシーン
新宿ACBは多くのバンドを輩出してきた、東京のメロコアシーンを牽引し続けるライブハウスだ。一時経営問題で閉店に追い込まれるも、メロコアファンたちのアツい要望で復活した。
メロコアシーンは日本では90年代に大きなブームになった。Hi-STANDARDを筆頭にBRAHMAN、HAWAIIAN6など、スピード全開の英詞バンドが愛された。今の3〜40代は、Hi-STANDARDのレーベル「PIZZA OF DEATH RECORDS」主催の伝説のフェスの名を借りて「AIRJAM世代」と呼ばれることもあるほどだ。
90年台の勢いから比べれば、今はインディーシーンのメインストリームではなくなったものの、しっかりとまだシーンは生きている。一時活休になっていたHi-STANDARDも、ファンのアツい要望から現在また活動を再開しており、伝説となっていたAIRJAMも2011年に再開となった。
基本的に3ピースのバンドが多く、BPM早めの2ビート曲が多いのがメロコアの特徴。dustboxもまた、Hi-STANDARDの次の世代を担うメロコアバンド。有名夏フェス「ROCK IN JAPAN」などでも常連の人気バンドだが、6月にはキャパ250人の新宿ACBを皮切りに新譜の全国ツアーが決定している。
そのような人気バンドが今も新宿ACBでライブを行うことについて、店長のパインさんとブッキングマネージャーのRYOSUKEさんはこのように語る。
「うち、フロアの最前列に柵がないんですよ。柵がなんのためにあるかというと、安全のためにってどこのライブハウスもあるのが普通なんですけどね。でも、柵のない新宿ACBは、客とバンドの距離がめちゃめちゃ近いんですよ。
メロコアってジャンルはどっちかっていうと体育会系なジャンルで、フロアで暴れてるヤツがいっぱいいて、耳で聴くというより五感で”アガる”ジャンルの音楽だと思うんですよ。もはや運動に近いようなライブも多い(笑)」
「大きく育っていったバンドたちも、こんな小箱でライブするなんて普通はないんですけど、この距離の近さが懐かしくなって、またACBに戻ってきてくれるんです。
ライブって、最前の2、3割がアガりまくってて、おとなしく見てる人も後ろに半分以上いるのがスタンダードだと思うんですけど、ACBのキャパだともう...全員たぎってるんですよ。最前から最後列まで、たぎり率100%。これはバンド側からしても、超気持ちいいライブができると思うんですよね」
激しいステージパフォーマンスとフロアの熱量。まさにライブでの一体感がメロコアの魅力なのだ。では、そんなメロコアシーンのネクストバズバンドを紹介してもらおう。
必ず次世代を引っ張る!実力派×王道メロコアバンド「INFOG」
「INFOGはdustboxやHAWAIIAN6などの40代メロコアバンドに続いて、若手メロディックシーンを牽引していくであろうバンドです。
今を輝く若手ロックバンド、WANIMAや04Limited sazabysなども、元はメロコアの系譜をたどっているのですが、彼らは今は日本詞の曲を歌っています。でも、俺らAIRJAM世代からしてみたら、やっぱりメロコアは英詞だからこそ、みたいな雰囲気もあって。
だから、INFOGのお客さんは年齢層が広い。もちろん若い子も多いけど、”ハイスタやBRAHMANはスキだったけど、その後かっこいいメロコアバンドに出会えていない...”というAIRJAM世代にも刺さる王道な疾走感と英詞が特徴。
それに、なんと言ってもボーカルがいい。メンバーが減ってしまった時はアコギ一本で弾き語りをしてもライブが成立する、そんな演奏と歌唱力を兼ね備えたバンドです。
青春時代にメロコアを聞いて育った30代以降の方にもに、ぜひ聞いてほしいバンド」
紅一点の女性ボーカル!でもフロアのアツさは誰にも負けない「ank」
「ankはメロコアでは珍しい、女性ギターボーカルからなる3ピースバンド。ankは日本詞も歌うバンドなので、INFOGと比べると若い子のファンも多い今ドキらしさのあるネオメロコアバンドです。
メロコアらしさって難しいんですけど、やっぱりリスナー的にはフロアで暴れられるかどうかっていうのが一つの基準になってると思うんです。
ankのライブはそれでいうと、しっかりとたぎれて、一体感があって、コールアンドレスポンスがあって、というメロコア独特のアツいフロアができている。
でも、歌詞にはしっかり共感性みたいなものがあって、例えば普段はギターロックがスキ、という子でもハマってもらえるであろうバンド。平日はスーツの女の子が来てる時もあります。メロコアのライブに行ってみたい、興味があるという初心者でも楽しめるライブをします」
暴れたいヤツはここに来い。これがメロコアのパンクス精神だ!
ライブ映像を見ていると、メロコアのライブでは人の上を転がるダイブや、サビで大暴れするモッシュなどが盛んに行われている。危険ではないのか、という意見もある。
「世間ではライブでのモッシュに対して、批判的な目もありますけどね。ウチでは”自己責任”ってことにしてます。こんな小さな箱なんだから、モッシュもダイブもスキだ!暴れたい!ってヤツだけが来てくれたらそれでいい。逆に、暴れたいんなら新宿ACBに来い。待ってます」
筆者自身、若い頃はよくメロコアのライブでよく痣を作って帰ってきていた。モッシュピットは痛いし、怪我もよくしていた。でも、大好きなバンドの野外フェスでダイブした時の空の青さは、これからも忘れないのだと思う。
メロコアライブでは、大きな痣は勲章だ。暴れたいヤツ、新宿ACBに行ってみろ。
ライブハウス 新宿アシベホール-ACB HALL
東京都新宿区歌舞伎町2-36-3アシベ会館B2
公式サイト:http://acb-hall.jp/
公式Twitter : https://twitter.com/shinjukuacb

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