画像: 犬山紙子が教える自分を好きになる方法「煩悩の塊だけど、できることがある」【Be Style】

犬山紙子が教える自分を好きになる方法「煩悩の塊だけど、できることがある」【Be Style】

“~になりたい”――。女性が思う“Be”の部分にフォーカスを当て、さまざまな立場の女性ゲストを招き、仕事や育児、ライフスタイルなどについてクロストークを展開するTBSラジオの新番組「Be Style(ビースタイル)」。
Nagatacho GRiD[永田町グリッド]にて公開収録された第2回目の放送は、MCを務める菊池亜希子さんとともに、コラムニスト、イラストエッセイストとして活躍する犬山紙子さんが登場。母の介護をしながら自著の出版を目指した過去、そして育児をする中で生まれた変化について、犬山さんが言葉を紡いだ。
「元々仙台の出版社で編集者として働いていたのですが、難病を持つ母を介護をするため、入社1年半ほどで離職しました。ものを書くことが好きだったので、いつか自分の本を出したいという気持ちは、あったんですよね。それであれば、自宅にいながらにして活動することもできるだろうって」
今でこそ、多岐にわたって活躍の幅を広げる犬山さんだが、『負け美女』(マガジンハウス)を出版するまでは、自宅で母親の介護をしながら制作活動に明け暮れていたという。
「ヘルパーさんが来てくれる3時間の合間を縫って漫画喫茶に向かい、ギャグ漫画やコラムをしたためるというような生活。私を含む兄妹3人で順番に介護をしていたのですが、1人が東京にいたため、月に1度は東京に行く機会がありました。定期的に羽を伸ばすことができるような時間を持つことができたのは大きかったと思います。そういう生活が6年ほど続きました」
やがて、友人から聞いた“美女にもかかわらず負けている恋愛エピソード”を綴ったブログが話題となる。出版社の目に留まり、2011年に『負け美女』として出版が決まった。「6年間は芽が出なかったので、まるでニートのような生活でした」と苦笑するが、女性の悲喜交々を描いた恋愛観は、大きな共感を呼ぶことになる。
「趣味で書いていたことが仕事として結びついたときに、今までのように書くことができなくなるのではないか? って構えていたところもありました。でも、素直に自分が抱えているモヤモヤと向き合う作業としての執筆が、今を生きている女性たちのモヤモヤとそんなに遠くなかったんですよね。
結果論かもしれませんが、自分が書きたいと思っていることが、世の中の女性とそんなにズレていなかったことで、変に構えずに書けているのだと思います。私の本って、“トイレ本”なんです。トイレで読むには最適の本(笑)。それくらい読者と温度差がなくて、読者が構えずにスッと読めるような本でありたいと思っているんですよね」
「そうそう」と、思わず1人で頷いてしまうような温度感の本。『私、子ども欲しいかもしれない。:妊娠・出産・育児の〝どうしよう〟をとことん考えてみました』(平凡社)は、その最たる例かもしれない。
「子どもを生みたいという気持ちがある一方で、「自分の時間がなくなる」とか、「保育園に入れるのがすごい大変だよ」なんて言葉を聞くと、自分自身、本当に子どもが欲しいのか分からなくなってしまったんですよね。私のように、いろいろと考えすぎてしまって分からなくなっている女性は多いんじゃないかなって。それで、子どもを育てている方や、あえて生まないという選択をした方など、さまざまな立場の諸先輩方に話を聞いて、自分なりに答えを出そうと思ったのが、この本でした」
聞いてはみたもの、「やっぱり気持ちを固めることは難しかった」と、申し訳なさそうに笑うが、「お話を伺わせていただいた方々の笑顔だったり、雰囲気だったり......そういうものを感じ取れたことで、私は子育てができそう! って、不思議と整理ができました」と振り返る。
児童虐待防止のためのボランティアチームを発足
実際に子どもが生まれたことで、犬山さんの心境にも変化が表れたそうだ。
「子ども持つ持たないに限った話ではなく、色々な立場の人のことを想像する大切さを学びました。子どもを育てていく中で想像力が豊かになっていく感覚ですね」
だからこそ、彼女にはどうしても解せないことがある。
「児童虐待のニュースを耳にする度に、とても気持ちがつらくなる。コメンテーターのお仕事もさせていただいているので、何か話さなければいけない、何か考えなければいけないって思うんですけど、無力感が襲ってくる。何も力になれないことを、ただただ申し訳なく思っている大人って、たくさんいる」
2018年6月に起きた目黒女児虐待事件を受け、犬山さんは、坂本美雨、ファンタジスタさくらだ、福田萌、眞鍋かをりと共に、児童虐待防止のためのボランティアチーム『#こどものいのちはこどものもの』を発足する。「児童虐待がなくなってほしいと願っている人たちは、「こんなにもいるんですよ」ということを、国に届けたかった」。何かを変えるなら、行動するしかないのだ。
児童虐待防止を願う声を集め、牧原秀樹厚労省副大臣(当時)に提出すると、同年11月には、社会的養護啓発プログラム『こどもギフト』を立ち上げた。クラウドファンディングによって6つの該当団体・施設への支援を募集し、14,698,500円が集まるなど、応援の輪は広がり続けている。今年3月には、二度目の支援先募集も開始された。
「こういう活動って、マザーテレサみたいな人じゃないとできないって思っていたんですけど、私は煩悩の塊です(笑)。全然できた人間じゃないんですけど、行動に起こすことって大事なんだなって改めて痛感しました。小さなところからで全然構わない。虐待について、少しだけ考えてみるでもいいんです。何か一つでもアクションになることをすることが大切。ハードルを下げたところから、これからも皆さんとこの問題をシェアしていけたらなって思うんですよね」
不真面目だけど、真面目に――。どうすれば犬山さんのように、緩急のある生活を送れるのだろうか。
「やっぱり自分を好きになるしかない。自分を好きになれないと、人を好きになれないと思うんです。じゃあ、どうやれば自分を好きになるのか......私、カウンセリングの先生に聞きに行ったんですけど(笑)、寝るときに布団の中で、“今日、自分がやった褒められること”を思い出して、自分を褒めてから寝ること! 「私、疲れているのにきちんとお風呂に入ってから寝てる」でも、「あのとき怒りに身を任せず、グッとこらえた私はエラい!」でも、ささいなことでいいので、自分を褒めてほしい。その積み重ねの先に、自分のことを好きになっている自分がいると思うんですよね」
アクティブオーガニック「Be」presents「Be Style」は、TBSラジオで、毎週土曜午前5時30分~6時にオンエア。radikoでも聴取可。
番組サイト:https://www.tbsradio.jp/be/

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