大雅「後がないことは自分でも分かっている」「RIZIN.17」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日会見が7月26日、都内で開催された。キックボクシングルールで大雅が“居合パンチャー”町田光と対戦する。大雅はRIZINではいまだに勝ち星がない。他団体を合わせても2017年6月以来、約2年勝ち星がない状況だ。4月の「RIZIN.15」でもまさかの逆転KO負けを喫したが、今回は短いスパンでの出場となった。大雅はコンディションについては「いつもより重い契約なので体調はいい」と話す。長く不調が続いていることについては「1カ月前にタイに行っていた。最近は自分のスタイルで(試合が)できていなかったので、向こうで練習しながら自分に合ったスタイルを見つけるようにやってきた。勝ててなくて、勝ちたいという思いが強くて、どうすれば強くなれるのかとか考えすぎて型にはまっていたというか自分の動きができなくなっていた。タイで1人で考える時間も多かった。自分には自分のやり方があるということを大切にしてやってきた」などとやっとトンネルを抜けるきっかけをつかんだよう。対戦相手の町田については「いつも変わった技を出してくるので、それだけ気を付けたい」とし、町田の居合パンチについては「居合パンチは打つときに手を下げてくると思うんですが、その瞬間にカウンターを取りに行きます」と対策はばっちりのよう。そして「自分の力をしっかり出せれば勝てると思う。最近ずっと負けていてなめられているのは分かっている。後がないことは自分でも分かっている」と話した。その「後がないこと」がプレッシャーとなる可能性もあるのだが「多少はありますけど、今回はリラックスして思いっきりぶちのめしていきます。楽しみます」と吹っ切れた表情を見せた。居合パンチはなぜ当たるのか?「それは必殺技だからです!」対する町田はコンディションについては「すごくいい。心も体もすごくいい。試合が楽しみ」とし、大雅については「パワー、スピード、テクニック、すべてで僕を上回るものを持っている。警戒している」などと話した。試合については「対戦相手は大雅選手だが、他の全カードを上回る内容で大会を食ってやろうと思っている。強烈な爪跡を残して大雅選手を倒してみせます」と意欲を見せる。代名詞である“居合パンチ”のほかにもトリッキーな動きを見せる町田だが、新たな必殺技については「今回のRIZIN用には開発していないが、まだ発表していない必殺技はある。今回出るかもしれないので楽しみにしていてください」と予告した。そして「居合パンチはなぜ当たるのか?」と聞かれると「それは必殺技だからです! 僕でもよく分かっていないです。専門家にいつか解明してもらいたい。キックボクシングってまだ完成されていないと思う。だから僕は新たな挑戦をしていきたい」と話した。
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