今年は東日本と西日本で予選を開催未来のK-1チャンピオンを目指す高校生による大会「K-1甲子園2019~高校生日本一決定トーナメント~」」が8月4日、東京・GENスポーツパレスで開催された。今年は規模を拡大し、東日本と西日本に分けて予選を開催。それぞれ勝ち残った選手たちがこの日、集結。1回戦は東日本vs西日本で行われ、対抗戦の趣もあったことから例年以上の盛り上がりを見せた。今年も−55kg、−60kg、−65kgの3階級でトーナメントを開催。準決勝までは2分1Rでヘッドギアを装着。決勝は3分1Rでヘッドギアを外して行われた。−55kg決勝は山脇が笠見にドクターストップのTKO勝ち−55kgの決勝では山脇飛翼(大阪・布施北高校3年)と笠見瑠伊(茨城・鹿島学園高校3年)が対戦。互角の打ち合いを展開し、本戦は1-1のドロー。延長戦となったが、延長ラウンド開始と同時に笠見にドクターチェックが入る。激しい打ち合いで目を負傷。決勝ということもあり、ドクターが入念にチェックしたが、今後の格闘家人生も鑑みて、笠見にとっては無念のドクターストップとなり、山脇が優勝した。山脇は試合後に「僕一人では優勝できなかった。応援してくれたみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。他の人にはない自分らしい戦いができていたと思う。これからもプロに向けて頑張っていきたい。最後の試合は気持ちの勝負だった。自分のほうが気持ちが前に出ていた。気持ちでは負けていなかったと思うので、その気持ちで勝てたと思う。今後の目標はK-1ジャパングループでプロデビューして、強い選手と当たっても倒せるように練習を頑張っていく。あこがれの選手は野杁選手」などと話した。−60kg決勝は延長の末に石田が2-1で勝利−60kgの決勝は井上大斗(大阪・住吉商業高校1年)vs石田龍大(大阪・美原高校2年)。テクニシャン同士の戦いはともに距離を取っての展開となり、手数こそ少なかったものの、的確にパンチを当て合い見ごたえのある攻防となったが、本戦はドロー。1分間の延長ラウンドでは石田がやや攻勢に。ラウンド終了には井上をロープに詰め、右のパンチを打ちこむなど好印象を残し、2-1という際どい判定をものにした。石田は試合後に「とてもうれしい。決勝は面白い試合ができたと思う。今後はプロを目指したい。プロでも面白い試合をしたい。(尊敬する)皇治選手のように盛り上げたい」などと話した。−65kg優勝の大庭「力みすぎて自分が納得できる試合はできなかった」−65kgの決勝は大庭龍華(東京・一橋高校1年)vs森優翔(福岡・ルネサンス高校1年)。ともにアグレッシブに打ち合う2人とあって、序盤にバッティングで試合が中断。再開後もバッティングを気にすることなく距離を詰めて打ち合う2人だったが大庭が有効打で勝り、3-0の判定で勝利を収めた。試合後、大庭は「去年は決勝で負けてしまったので、今年は優勝できてうれしいです。(トーナメントを通して)力みすぎてダメダメだった。自分が納得できる試合はできなかった。印象に残った試合は決勝戦。優翔は同門で1個下なんですが、気持ちも強くて、結構打ち合ったので印象には残りました。今後はプロの試合でもベルトを獲りたいです。あこがれの選手は特にいないです」と話した。「K-1甲子園2019~高校生日本一決定トーナメント~」」(8月4日、東京・GENスポーツパレス)◆K-1甲子園2019 トーナメント-55kg決勝○山脇飛翼(TKO)笠見瑠伊●◆K-1甲子園2019 トーナメント-60kg決勝●井上大斗(延長判定1-2)石田龍大○◆K-1甲子園2019 トーナメント-65kg決勝○大庭龍華(判定3-0)森優翔●「K-1カレッジ2019 ~大学生日本一決定トーナメント~」(8月4日、東京・GENスポーツパレス)◆K-1カレッジ2019 トーナメント-55kg決勝○池田幸司(判定3-0)有馬大翔●◆K-1カレッジ2019 トーナメント-60kg決勝○豊田優輝(判定3-0)滝澤直樹●◆K-1カレッジ2019 トーナメント-65kg決勝○那須梨緒弥(判定2-1)羽鳥仁●
This article is a sponsored article by ''.