画像: パラトライアスロンのテスト大会、スイム実施できず。大腸菌が基準値オーバー

パラトライアスロンのテスト大会、スイム実施できず。大腸菌が基準値オーバー

東京2020大会の実施競技であるパラトライアスロンの国際大会「ITUパラトライアスロンワールドカップ」が17日、お台場海浜公園で開催。前日の水質調査で大腸菌のレベルが基準値を大幅に超えたため、スイムが中止。ランとバイクのみのデュアスロンに変更となる事態になった。
国際トライアスロン連合(ITU)によれば、台場のスイム会場内で16日午後1時に実施した水質検査で、大腸菌のレベルがITUの定める上限の2倍を超える数値を観測。このデータを考慮し、水質リスクは、「非常に良い」、「良い」、「普通」、「悪い」の4段階で、最も悪いレベル4と判定された。レベル4は、100ml中、大腸菌の数値が500を超えることを意味する。
これを受け、17日午前3時の危機管理会議でスイムの中止が決定し、選手へは3時37分に一報が伝えられた。また、デュアスロンへの変更にともなうコースやスタート時刻の変更も実施。直近の国際大会では、今年6月のイギリス・ノッティンガム大会で、悪天候によりトライアスロンがデュアスロンに変更している。
パラトライアスロンのコースは通常、スイム0.75km、バイク20km、ラン5kmの3種目・計25.75kmのコース。だが、この日は規定により、ラン2.5km、バイク20km、ラン5kmの2種目・計27.5kmに変更。スイムは行われなかった。予想最高気温が37°Cの猛暑のなか、陸上つづきでの過酷なレースにリタイヤも相次いだ。リオパラリンピック大会のメダリストで今大会でも上位が期待された、視覚障害クラス(PTVI)のケイティ・ケリー(オーストラリア)や、立位クラス(PTS2)のアリッサ・シーリー(アメリカ)などがレース途中で棄権。離脱を余儀なくされた。
アリッサはレース後、記者団に対し「今日はコースが変わってスイムがなくなって、身体が熱さに対応しきれなかった。自分のコンディションのために、バイクの途中でチームと自分で最善の選択をした。この暑さのレースに備えて準備はしてきたけど、コースが変わったので、これ以上は危険だと判断した」と悔しさを滲ませた。
一方、立位クラス(PTS4)の谷真海は「数値を上がっているところに無理して泳いで体調を崩すより、健康を第一に、良い判断をしていただいたのかなと思う。トライアスロンは当日まで何が起こるかわからないスポーツ。臨機応変に対応できるようにしたい」と語った。
ITU大塚眞一郎副理事長は、基準値を上回った理由について、台風10号に伴う雨や潮の状況を挙げた。大腸菌の浸入を抑制するため水中に設置されたスクリーンを超える気象条件の変化が生じたと説明し、「スイム、バイク、ランの競技環境が用意できなかったことは選手に申し訳なく思います。ただ、想定のフォーマットに従って、デュアスロンとして競技が実施できたことは良かったと」と振り返った。

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