画像: 【インタビュー】沢村一樹 ✕ 志尊淳 『劇場版おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』に新たな愛の風を巻き起こす!?

【インタビュー】沢村一樹 ✕ 志尊淳 『劇場版おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』に新たな愛の風を巻き起こす!?

モテないサラリーマン春田創一(田中圭)、理想の上司として誰からも慕われる部長・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)、イケメンドSの後輩・牧凌太(林遣都)による“おっさん”同士のラブストーリーがパワーアップしてスクリーンに登場! 社会現象的大ヒットとなったドラマ『おっさんずラブ』待望の劇場版で、おっさんたちの愛に新たな波乱を巻き起こす重要人物2人を演じた沢村一樹と志尊淳が『おっさんずラブ』ワールドの“ラブ”を語る!
沢村&志尊がドラマ放送時に応援していたのはこのキャラ!
もともと『おっさんずラブ』をドラマ放送時から注目していたという2人。
志尊淳(以下:志尊)「『おっさんずラブ』という題名から、3人の“おっさん”の間で何かが起こるんだなと察すると思うんですけど、描かれているラブはそれだけじゃないんですよね。あの3人の恋愛も、とても純粋で見ていて応援したくなるんですけど、僕が特に心を動かされたのが、内田理央さんが演じたちずちゃん(春田にひそかに片思いしている幼なじみ)の叶わぬ恋でした。後半は、きっともう春田はちずちゃんに振り向かないんだろうな、と見ているほうも感じるんですけど、それでも春田のそばにいる姿が切なくて、特にちずちゃんを見守ってしまっていました」
沢村一樹(以下:沢村)「僕はやっぱり鋼太郎さんの黒澤部長かな。前半のほうで、病院に担ぎ込まれた春田を心配するシーンで、部長がはるたんに触れた指をスーッと動かすんです。あれがたまらなく好きで。今日は鋼太郎さんが何をするかな、という目線で鋼太郎さんのことばかり見ていました(笑)。あとは林遣都くんの、本当に役に入り込んだ、目がすわっているようなお芝居も好きでしたね。応援したい登場人物としては、特にこの2人を見ているのが好きでした」
ドラマのファンでもあっただけに出演が決まったときはプレッシャーもあったという。
志尊「ドラマも見ていましたし、この現場に立ってみたいと思っていた作品でしたので、ものすごく楽しみだったんですが、反面、熱い気持ちを持ったファンの皆さんの反応や、完成されたチームに新たに加わることなど、少し不安な面もありました」
沢村「あの『おっさんずラブ』が映画になるということでドラマのファンの皆さんも、より一層期待してくださっているだろうから、その中に入っていくことへのプレッシャーは確かにありましたね」
志尊「ファンの方々の愛情は撮影時も感じていました。エキストラの方たちの熱量だったり、ファンとしてこうありたい、という気持ちだったり。そういうものが『おっさんずラブ』ファンにはある、という話は現場でも話題になっていましたし、そういったファンの皆さんからのメッセージや声は、間違いなく現場に届いていたと思います。『おっさんずラブ』という作品は、みんなで作ったものなんだな、と思いました」
沢村「僕たちが新キャストとして加わると発表されたとき、優しく受け入れて頂けたのも、かなり安心しました...(笑)」
志尊「それに田中圭くんを筆頭にキャストの皆さんやスタッフさんが引っ張ってくださったおかげで本当に楽しく撮影することができましたよね」
新たな風...どころか嵐を呼ぶ新キャラ、狸穴&ジャスティス
さらなる嵐を呼びそうな男たち。沢村が演じるのは、春田たち第二営業所チームを揺るがす、天空不動産本社のプロジェクトチーム〈Genius7〉リーダー狸穴迅。志尊が演じるのは、春田を慕う陽気な新入社員・山田ジャスティス。
志尊「役者として新たなアプローチだったんですが、今回僕は、役を自分で深掘りして突き詰めて作っていくというよりも、人物の関係性、とくに春田さんとの関係性を大事にして演じていきました。その延長線上で圭くんの春田さんが僕の中のジャスティスを引っ張り出してくださったという感覚がすごくありますね。なので、現場の空気や、その場で生まれるものを大切に演じることを心がけていました」
沢村「ジャスティスが春田たちの営業所チームに入ったことで、チームにまた新たな風が吹いたはず。そこに、ジャスティスがどう“ラブ”に絡むんだろう、と楽しみにする人もいるでしょう。一方で、僕が演じた狸穴は会社の中でもエリート集団のリーダーで、営業所チームを完全に下に見ている(笑)。同じ天空不動産でも、僕がやっている仕事と君たちがやっている仕事は違うから、と。もともと本社勤務の牧とも気が合う感じだけど、それがラブになるのかどうか...。さらに物語が進むうち、黒澤部長と何かが始まるかも...とか、実ははるたんなのかも...と、新しく入ってきたこの2人がどう絡んでいくのか、見ている人にドキドキしてもらえるよう、常にラブを漂わせるように演じていて、楽しかったです(笑)」
どこでラブが発生するか分からない“5角関係に、ドキドキしっぱなしになりそう。そんなファンと一緒に作った『おっさんずラブ』ワールドに受け入れられたいという思いはありつつ、まずは役者としてその世界観に入り込むことを大事にした、と2人。
沢村「僕はドラマを見ていたときから、何となく“この世界には入れそう”と思っていたんです(笑)。ところが実際、現場に入ってみると、田中圭、吉田鋼太郎、林遣都という3人の役者が作り上げた世界が本当に強力なものだったと思い知った。最高のチームができていました。でも、志尊くんはすぐに溶け込んだよね」
志尊「初日に圭くんがごはんに誘ってくださって、そこで『おっさんずラブ』とは...という講習を受けたので(笑)」
沢村「何て言われたの?」
志尊「構えとして、志尊がしたいようにやれ、と。ジャスティスの気持ちの通りに動けば、みんながそれをくみ取って動くから、何も気にせずやれ、と。何をやったっていいんだぞという圭くんの言葉に、すごく気が楽になりました。遣都くんも連ドラ化してからの参加で(『おっさんずラブ』は単発スペシャルドラマ放送後に連ドラ化)、同じ状況で悩んでいた、と。その経験があるから志尊にも早くそれを言ってあげたかった、と言ってくださって」
沢村「僕の場合は、それを鋼太郎さんから頂いたといえるかな。現場での、ちょっとしたやりとりだったんだけど...例えるなら大きく腕を広げて“いらっしゃい!”とでもいうような(笑)、そんな言葉をいただきました。ちなみに、そのご飯会って結構長くやってたの(笑)?」
志尊「いえ、あの日は瑠東監督と3人で、2時間ほどで終わったので、おそらく『おっさんずラブ』史上、最も早く終わったご飯会だと思います(笑)」
沢村「僕も1度参加させていただいたけど、みんな話が熱いから長いんだよね(笑)」
志尊「みなさん熱い思いを抱えていて、それをお互いにぶつけ合うものだからどうしても長くなるんですよね」
撮影現場でも『おっさんずラブ』チームの“ラブ”はガチだった!
『おっさんずラブ』チームは熱く、しかもそのラブは“ガチ”。
沢村「僕はこれまで“色香恋次郎(『サラリーマンNEO』のセクスィー部長)”などもやってきたので、そういう世界観をはめたら面白いかなとか、『偽装の夫婦』でLGBTの役を演じたこともあったので見ている人も受け入れやすいのでは、という理由から“この世界には入れそう”なんて思っていたんですけど、実際に現場に行くと...そのどちらの世界観ともちょっと違っていました(笑)。『おっさんずラブ』の“ラブ”は、みんなガチなんですよ。コメディーなんですけど、ふざけていないんです。田中圭くんも林くんも鋼太郎さんも、本気で愛している。 みんな、本気で愛し合っているから、すごかったです」
とくにそのラブが爆発するのが、半裸の男5人がサウナで繰り広げる修羅場シーン。
沢村「この5人がそろうシーンってそれほど多くないんですけど、そのなかでもサウナシーンは強烈でした。映画で役者が動くって、こういうことなんだ、と。いろいろな感情が渦巻いて、もうムチャクチャでした」
志尊「ムチャクチャでしたね(笑)」
沢村「いろいろな立場の、いろいろな気持ちが爆発しているんです、狭いサウナ室で。とくにヤバかったのが鋼太郎さんと林くん。カッとなった牧が黒澤部長に水をかけるシーンがあるんだけど、カメラが回る前に、顔がぬれるとセットをしなおすのに時間がかかるから顔には水をかけないようにとスタッフさんから言われていたんですけど...」
志尊「けっこうシリアスなトーンで言われましたよね」
沢村「それなのに林くん、水を鋼太郎さんの顔めがけてバーッとかけたんですよ。確かに、本気で頭にきている人が相手に水をかけるときに顔がぬれないようになんて気遣わないですよね。コイツすごいな、と思いました。上司の顔に水をかけるなんて普通まずないから、こっちもリアルにうわ!となりましたよ」
志尊「僕もなりました!」
沢村「あのサウナシーンは台本10ページぶんくらいあったかな。それを頭から最後まで1テイクで撮ったんです。でもめちゃくちゃおもしろかったよね」
志尊「編集しないでそのまま流してもすごくおもしろいと思います」
沢村「ただ 鋼太郎さんのバスタオルが何回もはらり、はらりと...(笑)」
志尊「意図的にやっているんじゃないかというくらい何度もほどけてましたね(笑)」
その場で生まれる芝居で、ラブが何倍にも膨らんでいた様子。
志尊「それこそ、台本を呼んだだけでは絶対にああなると思わなかったのが、ジャスティスと春田さんと部長の3人で、うどん屋さんに行ったときのシーン。ジャスティスは無邪気に春田さんに同居をもちかけるんですけど、そのときの部長がもう...見ていただければ分かります(笑)。みんな笑いをこらえきれず、カメラマンも揺れているわ、監督が笑い過ぎて怒られるわ...。圭くんも“俺、『おっさんずラブ』史上、初めて本番で笑ってしまった”と言っていました。実はそのくだり、鋼太郎さんがお芝居をテストから全く変えてこられたので、僕もあの瞬間、本気でウケているんです(笑)」
沢村「あの時の志尊くん、いろいろな感情が駆け巡って、たまらなくいい顔していました(笑)」
志尊「でも皆さん、その場面で人物が本当に思ったことを体現しているという感じなので、アドリブとも思っていないというか」
沢村「もうラブに関しては、あの人たちはすごいんですよ(笑)」
演じる役者から、作品ファンから『おっさんずラブ』がそこまで愛される理由とは。
沢村「連ドラのときから僕は『おっさんずラブ』は人が人を好きなる物語だと思っています。それがたまたまおっさん同士だったり上司と部下だったりするというだけで。人間愛がベースにあって、コメディーという方法で笑って盛り上げながら、人が人を好きになるっていいよね、と伝えている作品だと思います。だからきっと、こんなにたくさんの人が応援してくれているんだと思う。映画でもその軸はブレていないし、期待も裏切ってはいないはず。それでいて、ドラマのときとはまた違うラブも感じることができると思います」
志尊「これは『おっさんずラブ』の全員がそうなんですけど、おっさん同士だからというところに重きを置いていないんです。そこだけを描こうとしていたらおそらくこんな作品にはなっていなかったと思う。人として、個人として純粋に人を愛するという思いを描いているからこそ、こんなにも愛される作品になったし、気づかされることも多かったんだと思います」
沢村「ただ、人が人を好きになるというのはきれいな言葉ですけど、そこにはどうしてもエゴや嫉妬が出てきたり、周りの人を傷つけてしまうこともある、というところもきちんと描いているのが、この作品のいいところだなと思います」
志尊「作品を見ていて僕は、おっさんたちだけでなく、彼らを取り囲んでいる環境が“人が人を好きになる”という気持ちを理解していることによって、それぞれが素直に気持ちを表現できて、あんなふうにすてきな恋愛ができるんだなと思いました。『おっさんずラブ』って、周りの人たちも素晴らしいんですよね」
沢村「思いやりや愛をテーマとしているこういう作品がヒットしてくれたらうれしいですね。映画が公開されたらまたいろいろな反響があると思うけど、それも含めて大騒ぎになればいいな、と思います。この夏は“おっさんず祭り”になればいいな、と(笑)」
(TOKYO HEADLINE・秋吉布由子)
『劇場版おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』
監督:瑠東東一郎 出演:田中圭、林遣都、内田理央、金子大地、伊藤修子、児嶋一哉・沢村一樹、志尊淳・眞島秀和、大塚寧々、吉田鋼太郎 他/1時間54分/東宝配給/8月23日(金)より全国公開 ossanslove-the-movie.com

www.tokyoheadline.com

This article is a sponsored article by
''.