スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。酷暑となった先週、トライアスロン選手たちがお台場を泳ぎ、バイクをこぎ、走った。来年のビックイベントのシュミレーションとしての大会だ。選手はもちろん、大会運営側やメディアにとっても本番を意識したものであった。選手のハイパフォーマンスを撮るのか。開催されている都市の模様を撮るのか。もしくは欲張って、双方を一枚で表現するか。開催都市ならではの情景や雰囲気があり、アスリートが全力を出している、そんな写真を撮りたいと思う。撮るには、基本的な体力のほかに暑さ対策も重要だ。メディアルームには、飲み物のほかに塩キャラメルや塩がドサッと置いてあった。ゴールエリアは、上から直射日光、下から反射熱、周囲はバナーで囲われて風を感じられない場所だった。選手を待ち受けるメディカルスタッフからカメラマンへの水の差し入れは、ありがたかった。それをブラジル人フォトグラファーは2口で飲み干していた。来年、かつてない暑く蒸したオリンピックがやってくる。【カメラマンプロフィル】撮影:松尾憲二郎1985年 東京生まれ。都立工芸高校デザイン科、東京造形大学デザイン学科卒業。学生時代よりエクストリームスキーヤーとしてアメリカを中心にワールドツアーを転戦。選手引退後、バックカントリースキーを中心に撮影者として雪山を登ってきた。2014 年より「アフロスポーツ」に所属。現在は様々なスポーツを撮影している。日本スポーツプレス協会(AJPS)会員【取材歴】2015 冬季ユニバーシアード(スペイン/グラナダ)、EAFF 東アジアカップ(中国/武漢)、柔道・世界選手権(カザフスタン/アスタナ)2016 スキー遠征(モンゴル/アルタイ山脈)、リオデジャネイロパラリンピック2017 冬季ユニバーシアード(カザフスタン/アルマティ)、冬季アジア大会(札幌)、夏季ユニバーシアード(台湾/台北)、フィギュアGPシリーズ(ロシア/モスクワ)2018 冬季オリンピック(韓国/平昌)、夏季アジア大会(インドネシア/ジャカルタ)、体操・世界選手権(カタール/ドーハ)【個展】2011 冷やしボブ(ボブ東京)2014 YMK_展(EATME GALLERY 南青山)、YMK_展 (UP LAND 札幌)2016 SKIING MONGOLIA(代官山ヒルサイドテラス)、season(NIKON 新宿フォト・プロムナード)アフロスポーツ1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。■アフロスポーツHPhttps://sport.aflo.comhttps://www.aflo.com■Facebookhttps://www.facebook.com/aflosport■Instagramhttps://www.instagram.com/aflosport■Twitterhttps://twitter.com/aflosport
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