対戦相手のパヤーフォンはWPMF世界王者の16歳「K-1 KRUSH FIGHT.106」(10月13日、東京・後楽園ホール)の第2弾カード発表会見が8月28日、都内で開催された。今年の5月大会で女子アトム級王座を獲得した高梨knuckle美穂がタイのパヤーフォン・アユタヤファイトジムを相手に初防衛戦に臨む。高梨は昨年9月に「KHAOS」でデビュー。今年5月にC-ZUKAと「第2代K-1 KRUSH FIGHT女子アトム級王座決定戦」を戦い、TKO勝ちを収め王座を獲得。プロ戦績は3戦3勝(2KO)。対するパヤーフォンは16歳にして73戦60勝(9KO)12敗1分の戦績を誇り、日本でもLittle Tiger、COMACHIに勝利を収めている強豪。COMACHIとは「WPMF世界女子ピン級王座決定戦」で対戦し、判定勝ちを収め王座を獲得している。試合時は17歳となる。高梨は会見で「防衛戦一発目の相手にタイ人を選んでいただいてうれしい。もちろん1Rから殴り倒す気でいるので、しっかりKOで倒してベルトを守りたい」と待ちに待った初防衛戦にやる気満々。初めての国際戦、現王者を相手に防衛戦というのはひとつの試練ではあるが「あまり考えていなかった。それだけ戦績もあるタイ人の選手なので聞いた時はすごくうれしかった。今までのアトム級は初代王者も海外の選手とはやっていなかったので、初防衛戦を海外の選手とやれば私の知名度も上がると思うし、そこでKOすればもっとインパクトが出ると思う」とすべてにおいてポジティブにとらえているよう。パヤーフォンは主催者を通じて「私はすべての技をオールマイティに使うことができる。K-1ルールで戦うことにも問題ないと思う」などとコメントを出したのだが、高梨は「“すべての技をオールマイティーに出せる”と言っていたが、パンチはないのかなという印象。テクニックはあると思うがそんなに...。まあ行けるかなという印象」と話した。また「タイ人は蹴りがうまくて、距離を取るのがうまいという印象。でもあまりパンチで攻めてくる選手は見たことがない。私が距離を詰めてパンチで行けば倒せるかなと思う。1Rからガンガン前へ行って、相手が何もできないようにしたい。タイ人は最初のラウンドは見てくると思うので、最初から攻めていって驚かせてやりたい。KRUSHしてやろうかなと思っている。ぶっ倒します」と得意のパンチでのKO勝ちを宣言した。MIOについては「いつでも準備はできている」と対戦アピールまた先日のK-1大阪大会でK-1への電撃参戦を表明した元シュートボクシング(SB)日本女子ミニマム級王者のMIOについては「びっくりしました。びっくりしたけど、MIO選手を倒したらおいしいと思うので、戦いたい。階級がどうなるか分からないが、どんな階級でもできるように今からいろいろ考えています」と早くも対戦をアピール。MIOの印象については「テクニックがある。きれいな戦い方をする。でもKOのイメージは全然ない」と話し、改めて「私はいつでも準備はできています」とすでに臨戦態勢は整っているよう。MIOについては同日、シュートボクシング側が声明を発表。その中で、MIOとは昨年あらたに書面による専属契約を交わしており、現在契約期間中であることを主張。K-1関係者やMIO本人からの事前確認や説明もなく、今回の発表がなされたことに遺憾の意を表明した。この日の会見後、報道陣の取材に応じた中村拓己K-1プロデューサーは「声明は読みました。8月24日はまずああいった形でMIO選手の参戦を発表させていただいた。今日の時点でこちらから正式にコメントできることはない。正式に発表できる時期がきたらコメントしたい」と話した。「K-1 KRUSH FIGHT.106」(10月13日、東京・後楽園ホール)〈この日発表されたカード〉◆K-1 KRUSH FIGHT女子アトム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R(王者/日本/Y’ZD GYM)高梨knuckle美穂 vs パヤーフォン・アユタヤファイトジム(挑戦者/タイ/Ayothaya Fight Gym)※王者・高梨は初防衛戦※◆K-1 KRUSH FIGHTライト級/3分3R・延長1R(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG)林将多 vs 蓮實光(パラエストラ栃木)◆K-1 KRUSH FIGHTバンタム級/3分3R(WSRフェアテックス三ノ輪)光佑 vs 池田幸司(ReBORN経堂)〈既報のカード〉◆K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級/3分3R・延長1R(クロスポイント吉祥寺)不可思 vs 堀井翼(ネクサスジム)◆K-1 KRUSH FIGHTスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R(K-1ジム総本部チームペガサス)軍司泰斗 vs 玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)◆K-1 KRUSH FIGHTクルーザー級/3分3R・延長1R(WSRフェアテックス幕張)植村真弥 vs 工藤勇樹(エスジム)◆K-1 KRUSH FIGHTスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R(スクランブル渋谷)小倉尚也 vs 龍斗(K-1 GYM横浜infinity)◆K-1 KRUSH FIGHTフェザー級/3分3R・延長1R(Gwinds)和夢 vs 山浦力也(北斗会館浅科道場)◆K-1 KRUSH FIGHTライト級/3分3R(K-1ジム蒲田チームキングス)鈴木孝司 vs 塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
This article is a sponsored article by ''.