画像: 「表現の不自由展・その後」の中止は「職員、ボランティア、スタッフの疲弊」

「表現の不自由展・その後」の中止は「職員、ボランティア、スタッフの疲弊」

愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止になった問題で、芸術祭の芸術監督を務めるジャーナリストの津田大介氏が9月2日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で記者会見し、中止の大きな理由を「職員、ボランティア、スタッフの疲弊」と説明した。
企画展の展示に多くの抗議電話が寄せられるとみて準備をしたが、想定を超えたといい、津田氏は「(実行委員会)事務局の機能がまひしたことや、脅迫に直面したことで職員のストレスも非常に大きくなった。このままでは円滑な運営ができず、苦渋の決断」と話した。自身の責任問題については言及しなかった。
2015年に開催された「表現の不自由展」は組織的検閲や忖度によって表現の機会を奪われてしまった作品を集めたもの。今回の「表現の不自由展・その後」では「表現の不自由展」で扱った作品の「その後」に加え、2015年以降、新たに展示不許可になった作品を展示し、それをもとに表現の自由・不自由について議論をしようとしていた。
しかし8月1日の開幕直後から抗議の電話が殺到。その中にはテロ予告や脅迫を含むものもあったためから3日間で展示を取りやめた。
2日には河村たかし名古屋市長が視察に現れ、元慰安婦の女性を象徴した「平和の少女像」の展示中止を求める抗議文を芸術祭の実行委員会会長の大村秀章愛知県知事に出し「国などの公的資金を使った場で展示すべきではない」などと述べた。
これに対し大村氏は「表現の自由を保障した憲法21条に違反する疑いが極めて濃厚ではないか」と批判。「公権力を行使する人が内容にいい悪いと言うことは検閲ととられても仕方ない」と市長の対応に苦言を呈した。

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