画像: ONE初勝利を目指し「覚悟は決まった。真っ向勝負」の岡見に秋山が「怪我はしないで」と親心

ONE初勝利を目指し「覚悟は決まった。真っ向勝負」の岡見に秋山が「怪我はしないで」と親心

「格闘技とeスポーツのフュージョン(融合)」がテーマのトークイベントに揃って出演
ONEチャンピオンシップ(ONE)に参戦中の秋山成勲と岡見勇信が9月11日、都内で開催されたトークイベント『OFFICE DE TALK LIVE』に揃って参加した。
同イベントはONEが10月5、6日に開催する「ONEマーシャルアーツ・ファン・フェス」に先駆けて「格闘技とeスポーツのフュージョン(融合)」をテーマに掲げた実験的なトークイベント。
2人の他に秦アンディ英之ONE Championship日本代表、かつて松本晃市郎のリングネームでDEEPフェザー級王者に君臨し、現在はプロゲーマーとして活躍するジョビン、プロフィギュアスケーターでスポーツコメンテーターの八木沼純子、そして「格闘王誕生!ONE Championship」の実況&ナレーションを務めるフリーアナウンサーの赤平大が司会を務め約1時間にわたって、格闘技とeスポーツの親和性やONEが目指す格闘技とeスポーツの融合について、さまざまな角度から意見を交換した。
この一見、不可思議な組み合わせについてはスポーツビジネスの中で世界的に注目されているのがeスポーツ、日本のスポーツビジネスで急激に注目を集め、日本のマーケティング学会で一番最初に成功事例として挙げられたのがONEチャンピオンシップ、そして日本のスポーツビジネスで長く成功しているのがフィギュアスケートといった多角的な観点から集められた面々。
秦氏は格闘技とeスポーツには類似する部分があるということを前提とし、ONEがこれまで蓄積してきた知識、経験、ノウハウ、発信力といったものを駆使してeスポーツの選手たちをヒーロー化して世に出していこうというONEの戦略について説明した。
秋山はまずONEの成功について「世界とONEの違いは、観客の選手に対する目線が違う。アメリカで試合をして感じた目線はいい意味で玄人目線。いまアジアでONEを見ている人たちの目を見ると、これから期待しているんだなという目で僕たちを見ている。格闘技をすごく知っている人は少ない気がする。格闘技とはなんなんだろうという人たちの分母がものすごく多いと感じた。それがUFCとONEの違いなのではないかと思う」
岡見も「自分も欧米を中心に試合をしてきて一番違うと思うのは、地元の、東南アジアを中心としたヒーローをしっかり作り上げているなということ。スタッフ、ファン、お客さんのすべてがそのヒーローを作っていく。それは欧米にはないスタイル。試合を見て感じたのはお客さん一人一人がすごく熱狂的。ONEから生まれるヒーローが、UFCや他の団体と違って、ONEだけの世界観で作られていく。そこで作られたヒーローはONEのヒーローであり、東南アジアやその地元でのヒーロー。それをみんなが応援する。熱狂の種類が違うということを試合をしてみて感じた。日本や他の国でもひとつひとつヒーローを作っていくとUFCと対抗する新しい独特のものができるのではないかと感じた」などとそれぞれ格闘家の視点から分析した。
プロゲーマーのジョビンがeスポーツの現状を報告
ジョビンはeスポーツの現状について「めちゃくちゃ盛り上がっている。ラスベガスでのエボリューションという格闘ゲームの祭典に参加したが、熱気がすごかった。eスポーツといっても“本当にスポーツなの?”と思う人もいると思うが、あれを見れば分かってもらえると思う。スポーツに限りなく近い。僕はスポーツだと思っています。他のeスポーツはよく分からないが、僕がやっている格闘ゲームについては似ている。格闘技と同じように熱狂して見られる」などと日本ではあまり知られていない、世界でのeスポーツの盛り上がりを説明する。
八木沼はフィギュアスケートの根強い人気について「フィギュアスケートは今は2万~3万人が入るようなさいたまスーパーアリーナのような会場が満席になるくらい、愛していただけるスポーツに少しずつ進化している実感がある。今まで先輩たちの積み重ねがあったが、トリノ五輪の時に荒川静香さんが金メダルを取ってからガラッと変わった。あの時は日本人選手がどの競技でも誰も金メダルを取っていなかった。その印象も大きかったのでは。それが2月で、4月に私がプロとして滑っていたアイスショーのチームに荒川さんが入るとなって発表された時にチケットが完売した。私たちプロも、“これでスケート界も変わる。私たちもどうやって滑って、フィギュアファン以外の人にも滑りながらどういうメッセージを伝えていかなければいけないのか”ということをすごく考えさせられた分岐点だった」などと振り返り、その後の男子フィギュアの隆盛、アイスショーに多くのファンが集まることでの選手に及ぼす好影響などについても語った。
秋山の「頭を動かすeスポーツは私たちとアスリートとして同じ」
また秋山はeスポーツについて「日本の人たちの中ではまだまだ認知度が低い。自分は体を動かすアスリートとして思うのは、私たちは体を動かすアスリートとして認知されているが頭も使ってやっている。eスポーツのアスリートは体はあまり動かしていないかもしれないが頭を動かしている。人間として体を動かしてやっていることはアスリートとして同じだと思う。テレビの前でゲームをしていることで日本の人は“娯楽”という認知のままで肯定する人が少ない。世界では柔らかい頭で規模が大きくなって、オリンピック競技の候補にも挙がっている。もっともっと柔軟性を持ってeスポーツに取り組んで、アスリートを生み出してほしい。韓国がeスポーツで強いのは人口は日本の半分だがネットカフェが日本の10倍ある。柔道も日本が強いのは分母が大きいから。韓国はeスポーツをやっている人の分母が大きいし、それをアスリートとして認める文化を作っている。そういうこともあって韓国と日本の差がどんどん広がっている。日本にもっと頑張ってほしい」と韓国との比較をまじえ独自の考えを述べた。
ジョビンや秋山のeスポーツに関する論考をうなずきながら聞いていた岡見は「勢いがあるのは聞いていた。秋山さんとジョビンさんの話を聞いて勉強になった。やってみようと思った(笑)。子供の頃はストリートファイターもやっていたが、全然勝てなかった。勝てないとはまらない。格闘技も負けている時は面白くない(笑)。そこはつながっているかなと思う(笑)」と“ゲームをあまりやらない”者の視点でポツリ。会場の笑いを誘った。
岡見は10・13「ONE:CENTURY 世紀」でアギラン・ターニと対戦
岡見は10月13日に開催される「ONE:CENTURY 世紀」(東京・両国国技館)でアギラン・ターニと対戦する。ONEでは2戦してまだ勝ち星がない状況。
岡見はイベントの最後に「ONEの1戦目2戦目で皆さんにご心配をかけているのは周りの空気から感じている。もう覚悟は決まって、小手先というかテクニックを度外視して、真っ向勝負で今までのすべてをアギランにぶつけます。それで勝てると信じている。ONEの1戦目2戦目はそのやり方がベストだと思って戦って負けたが、違うな、と気づいた。次の3戦目で岡見勇信を見せつけたい。ぜひ見てください」とONEでの初勝利を誓った。
そんな岡見に秋山は「本当にここまで、岡見君も何戦もして、次の試合に向けて毎回同じモチベーションでやるのは難しいと思う。若い頃の勢いは正直、私たちの年になってくると間違いなく落ちてくる。個人的には動体視力とか回復力は20代30代の頃とは全然違う。それに逆らって一生懸命戦っている。勝ち負けは正直仕方ないが、もちろん勝つことを信じてその場に立つわけですが、親心みたいになってしまいますが岡見君には怪我はしないでほしいなと思います(笑)。それだけです」とエールを送った。

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