画像: 【インタビュー】葵わかな 映画『任俠学園』で“全員善人”を相手に大暴れ!?

【インタビュー】葵わかな 映画『任俠学園』で“全員善人”を相手に大暴れ!?

ベストセラー作家・今野敏の“任俠シリーズ”を西島秀俊×西田敏行のW主演で映画化! “全員善人”の社会貢献型ヤクザを悩ませる学園一の問題児ちひろを演じたのはNHK連続テレビ小説「わろてんか」のヒロイン役で注目を集め、映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍する女優・葵わかな。本作ではヤクザ役のベテラン俳優勢に負けない“おっさん”演技に挑戦!
「現場に勢ぞろいした阿岐本組の皆さんは、格好もヤクザの衣装ということもあって、すごく威圧感がありました」と振り返る葵わかな。それもそのはず、仁徳京和学園高校を再建すべく乗り込んできた阿岐本組の面々を演じるのは、西島秀俊、西田敏行をはじめとするベテラン俳優陣。
「私たちより1週間ほど前から撮影を始められていて、すでに阿岐本組の皆さんはものすごく仲が良くて、本当に“組”という感じでした(笑)。威圧感もすごいですし、ベテランの方ばかりで最初はそんなになじめないかなと思っていたんですが、阿岐本組の皆さんは一見、顔は怖く見えますけど(笑)、すごく優しい方ばかりで。生徒役の私たちにもいつも優しく声をかけてくださって、撮影後半にはすごく仲良くさせていただいていました」
困っている人を見過ごせない、義理と人情に厚すぎる“全員善人”のヤクザ阿岐本組。組長(西田敏行)が経営不振の高校の建て直しを引き受けてしまい、NO.2の日村(西島秀俊)は子分を連れてしぶしぶ学園へ。ところが彼らを待ち受けていたのは無気力・無関心のイマドキ高校生と、事なかれ主義の先生たちだったー。
映画では高校生と昔気質のヤクザとのギャップが笑いを巻き起こすが、現場では木村ひさし監督のもと、キャストたちが一丸となったとか。
「みんなが仲良くなっていったのはやっぱり木村監督の存在が大きかったと思います。実は台本が現場で変わることが少なくなく、リハーサルのときに“ここはこうやってみようか”と監督からその場で指示を頂くことがありました。その監督のアイデアが本当に面白いので、監督がイメージされたとおりに表現したいと思うんですけど、なかなか難しくて。私は毎日、監督から与えられる試練に立ち向かうというか、監督が投げるボールを、ホームランを狙って打ち返していくような気持ちで臨んでいました。ふと気づくと他のキャストの皆さんも監督の期待に応えようとそれぞれに戦っていて、いつしか一緒に戦う仲間のような、選手団のようになっていましたね」
笑いの絶えない現場だった。
「とくに西島さんがすごい“ゲラ”なんです。直接お会いするまでは、アクションやシリアスな役どころでの印象が強かったんですが、今回ご一緒させていただいて、こんなに笑う方なのかと驚きました。木村監督の演出に面白いシーンが多かったというのもあるんですが、リハーサル中に西島さんが笑ってしまって、もう1回やることもありました(笑)。西田敏行さんや、伊藤淳史さん、池田鉄洋さんのアドリブも本当に面白くて、私たちも笑いが止まらなくなってしまったり。阿岐本組の皆さんは世代もバラバラなんですけど一体感があって、そのノリがなんだか男子高校生みたいなんです。ご飯を食べに行こうとなればみんなで行くし、飲み物を買いに行こうとなればみんなで行く(笑)。しだいに私たち若手も一緒に交じって、なんだか高校時代に戻ったような気持ちになりました。意識されてのことかは分からないんですが、そういう温かい空気感を作ってくださっていたのは、やっぱり西島さんだったと思います」
西島が演じる日村と最初にぶつかるのが、葵が演じる学園一の問題児ちひろ。血の気の多いひねくれ者だが、実はまっすぐな正義感の持ち主。そして中身が“おっさん”。
「その場で監督の指示に沿って演じるうちに、気づいたら、ああいうキャラクターが完成していました。急に任侠映画や昭和世代のギャグが好きという設定が加わったりして、“マサカリ投法”って何だろうと思いながら演じていました(笑)。クセのある生徒たちの中でも、ちひろは一番素直じゃなさそうに見えて実はすごく素直。もし阿岐本組が現れなかったらずっと周りから誤解されながら生きていたかもしれないけど、気持ちを理解してくれる人たちと出会えて、救われたんじゃないかなと思います。ちひろと阿岐本組の人たちって、不器用でまじめな感じがけっこう似ているのかもしれません。阿岐本組に入れるかもしれないですね(笑)」
コワモテのヤクザにも平気で食って掛かる強烈な女子高生だが...。
「これまで演じたことの無いタイプの人物だったので新鮮でした。現場に入るときも挑戦する気持ちで入ったんですが、監督や周りの方々にいろいろなことを教えていただいて、当初思っていたよりも2倍3倍の新たな経験を得ることができました。髪を赤くしたのもスカートを短く折ったのも初めてでしたし、最初のほうで西島さんが演じる日村を殴るシーンがあるんですけど、そういう芝居も初めてでした。でも西島さんが“こうやると殴っているように見えるんだよ”と、いろいろと教えてくださって。西島さんの足を踏むシーンもあって、本当に踏んでしまったら...と思って怖かったんですけど“ここを踏むと踏んでいるように見えるんだよ”とか“ここは踏んでも痛くないんだよ”といろいろ教えていただきました」
暴言セリフを大っぴらに言えたのはスッキリしたと笑いつつ演じる難しさも振り返る。
「本当に難しかったです。監督からの指示を“ヒット”で返せたかな、というときはあっても“ホームラン”だったと自分で思えたことは残念ながら、ないですね。私が意識していたのは、いかにおじさんっぽさを出すか。監督がやって見せてくださるんですが当然、監督は私より“おじさん”らしさを出すのが上手なので(笑)、同じようにやろうとしても難しくて。試行錯誤していたんですが、西島さんをはじめ阿岐本組の皆さんもアドバイスしてくださって、参考にさせていただきました。これまで自分におじさんの要素を求めたことが無かったので(笑)少し不安もあったんですが、完成作を見て、カレーを食べて“うめえ!”と言う場面とか“阿岐本組三カ条!”と言う場面は、アドバイスや練習の成果もあってなかなか、おじさんぽさが出たんじゃないかなと思います」
(TOKYO HEADLINE・秋吉布由子)
『任俠学園』
監督:木村ひさし 出演:西島秀俊、西田敏行他/1時間59分/エイベックス・ピクチャーズ配給/9月27日(金)より公開 https://ninkyo-gakuen.jp/

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