太陽が沈むころ、無風の中、湿度が急上昇するドーハ。気温に変化は少ない。日本では体験できない湿度に衝撃を覚えた。これまで様々な国へ撮影取材に訪れたが、これほど暑く過酷な夜は経験したことがなかった。マラソンは深夜0時近くのスタート。海岸線を沿うコースは等間隔で仮設の照明に照らされている。汗は少しも乾く気配がない。フォトポジションにはペットボトルの水が箱で用意され、飲めばさらに汗が吹き出る。エアコン完備で快適だったスタジアムを思いながらドーハらしい景色を求めて歩きまわった。大会の終盤、マラソン男子の時はしっかりとした風が吹いていた。湿気は風に流され涼しい。ほんの少しだが季節の進みを感じる2週間の滞在だった。【カメラマンプロフィル】撮影:松尾憲二郎1985年 東京生まれ。都立工芸高校デザイン科、東京造形大学デザイン学科卒業。学生時代よりエクストリームスキーヤーとしてアメリカを中心にワールドツアーを転戦。選手引退後、バックカントリースキーを中心に撮影者として雪山を登ってきた。2014 年より「アフロスポーツ」に所属。現在は様々なスポーツを撮影している。日本スポーツプレス協会(AJPS)会員【取材歴】2015 冬季ユニバーシアード(スペイン/グラナダ)、EAFF 東アジアカップ(中国/武漢)、柔道・世界選手権(カザフスタン/アスタナ)2016 スキー遠征(モンゴル/アルタイ山脈)、リオデジャネイロパラリンピック2017 冬季ユニバーシアード(カザフスタン/アルマティ)、冬季アジア大会(札幌)、夏季ユニバーシアード(台湾/台北)、フィギュアGPシリーズ(ロシア/モスクワ)2018 冬季オリンピック(韓国/平昌)、夏季アジア大会(インドネシア/ジャカルタ)、体操・世界選手権(カタール/ドーハ)【個展】2011 冷やしボブ(ボブ東京)2014 YMK_展(EATME GALLERY 南青山)、YMK_展(UP LAND 札幌)2016 SKIING MONGOLIA(代官山ヒルサイドテラス)、season(NIKON 新宿フォト・プロムナード)アフロスポーツ1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。■アフロスポーツHPhttps://sport.aflo.comhttps://www.aflo.com■Facebookhttps://www.facebook.com/aflosport■Instagramhttps://www.instagram.com/aflosport■Twitterhttps://twitter.com/aflosport
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