画像: インパクト大の“前後不覚”なネコは天才!?猫写真家・沖昌之が“必死すぎるネコ”を撮り逃さないワケ

インパクト大の“前後不覚”なネコは天才!?猫写真家・沖昌之が“必死すぎるネコ”を撮り逃さないワケ

猫写真家の沖昌之が、累計発行部数5万部を突破した写真集『必死すぎるネコ』の第2弾、『必死すぎるネコ 〜前後不覚 篇〜』の発売を記念したトークイベントを新宿の紀伊國屋書店新宿本店にて行った。イベント冒頭で、前回の写真集を制作する前の段階で、担当編集者から手塚治虫の漫画『火の鳥』のように「○○編」を重ねながら超大作化させる壮大な構想を提案されたことを明かした沖。当初はあまりの熱意に戸惑いつつも、結果的にその写真集のヒットがプロの猫写真家として活動を続ける力になったそうで、「そういう意味で僕にとって『必死すぎるネコ』は大事なターニングポイント」と語った。この日は『必死すぎるネコ 〜前後不覚 篇〜』に収録した写真の撮影エピソードを中心にトーク。
まず表紙のビニールテープで目隠しされたような猫について、この猫が立ち入り禁止のアパートの階段でビニールテープに臭いづけを始めたため、シャッターチャンスを狙って通いつめたという。「何回も通っていくうちに、シャッターを切っているタイミングで、猫が察してビニールテープに触れて止まってくれた。もうちょっとパンチを効かせてくれるかなとジッと見ていたら、なぜかそのまま前に顔をグイッと押し出して、『この子天才すぎる!』と思って(笑)」と撮影。実は別の写真集に使おうと考えていたが、担当編集者とアートディレクターの強い要望で今回の表紙に採用された。沖も思い入れがあり「この写真が表紙になって書店に並んでいるのがすごくうれしい」と喜んだ。
前回の表紙の猫「サトちゃん」が「キケン」と書かれた排水口におしっこをしているカット(P.16)は「なにが“キケン”なんだろうと思って、どこかのタイミングで(猫が)行きそう」と毎日通って訪れた瞬間を切り取った。沖いわく「余裕をかましているように見えるが、若干イカ耳で悪いことをしているのはなんとなく感じられるのが猫らしい」とか。この一枚と猫が鳩を捕まえて走っていくカット(P.59)は、お蔵入りにしようか迷っていた写真を担当編集者とアートディレクターが揃って激称。その写真のセレクトに「いいものをいいと言ってくれる、僕にとってはすごくいいパートナー」と信頼を口にした。
子猫が飛び跳ねている写真(P.55)では「子猫ってびっくりするとピョンピョン跳ねるんですが、ヒトからすると『えっ、今なん?』って跳ねるタイミングが分からないんですよね。地域猫のお世話をしている人が不妊去勢手術をしてくれて外で子猫に出会う機会が減って、子猫の撮り方がよく分からないうえにジャンプのタイミングも分からず、『うわっ』と思いながらシャッターを切って唯一ピントがきれいに合った一枚です。でも、どう考えてもこの黒猫にびっくりする要素がない(笑)」と冷静に見ると不思議な場面も。歩幅が合わずほかの猫とぶつかってしまう猫(P.9)には、「白黒の猫を追いかけていたんですけど、その猫以上に走り込んでぶち当たってるんですよね。見た瞬間に『それはないわ〜』と思いながら撮った1枚(笑)」と感想を漏らす。
元来は出不精だった沖が「猫と出会ってからいろんなところに行く機会が増えた」といい、写真展やイベントで赴いた場所に滞在して撮影することも。今回の写真集では京都や徳島、北海道、トルコ、台湾など旅先の猫も収録されている。顔を振っている猫に対するシャッタースピードや目線が低い猫にはファインダーをのぞかない、コントラストが強い場合の露出調整など決定的瞬間を逃さない撮影テクニックも惜しみなく披露した。
ひと通り沖の解説を終えた後は来場者からの質問に答え、隣の猫の肩を抱いているように見える猫(P.41)について「僕もこれまで見たことがないシチュエーションで、ずっと肩を組んでいたわけではなく、瞬間的にじゃれようとしたところですね。この子たちはきょうだいで、茶トラが男の子で三毛は女の子なんですけど、本当に仲がよくていつもじゃれ合ってるんです」。パイプに頭を突っ込んでいる猫(P.16)が出られたのかという質問には「全然大丈夫です。お尻が大きく見えて心配になるんですけど、この前に何回か出たり入ったりして『中になにかいるのかな?』って気になっていた子で、パイプ自体がドアマットみたいなやわらかい材質なので」と言うと、ファンもひと安心の表情。
会場では前作『必死すぎるネコ』の帯が黒柳徹子が推薦文を寄せたバージョンに変わることを発表。さらに特大ポスターの展示や表紙写真をプリントした特製Tシャツを販売、数量限定の特製パーカー争奪じゃんけん大会が催され大いに盛り上がった。
『必死すぎるネコ 〜前後不覚 篇〜』
【著者】沖昌之【発行】辰巳出版【価格】本体1200円(税別)

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