「RIZIN×BELLATOR対抗戦」でイララ・ジョアニと対戦「BELLATOR JAPAN」(12月29日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で「RIZIN×BELLATOR対抗戦」の先鋒戦から中堅戦の3試合が行われ、RIZINの次鋒・渡辺華奈がイララ・ジョアニに3RTKO勝ちを収めた。渡辺は2017年のプロデビュー以来、9戦8勝1分けと負けなしなのだが、今回のジョアニはベラトールでも勝利を挙げる、間違いなく過去最強の相手。渡辺は1Rからジョアニと互角に渡り合う。序盤、ジョアニのパンチが右左と立て続けに渡辺の顔面を襲うが、渡辺はひるむことなく距離を詰め、ジョアニのローをキャッチしてテイクダウンを狙う。ジョアニがこらえ、ここはテイクダウンは取れなかったものの、ジョアニのパンチのタイミングに合わせ投げ気味にテイクダウンに成功し上を取る。ジョアニが下から首が抜けた状態の変形の三角絞めを狙うが、渡辺は首を抜いてケージ際で上四方に抑え込む。ケージを蹴って脱出を図りたいジョアニだが、渡辺はポジションを整え、サイドをがっちりとキープすると抑え込み腕がらみ狙いからパンチの連打。ジョアニも下から渡辺の左腕を狙うが、渡辺はハーフでパンチの連打。最後はバックを取り切りパンチを落とすが、ラウンド終了。最後はバックマウントからパウンドの嵐2Rは渡辺が距離を詰め、首相撲から内股でテイクダウンを狙うがジョアニはこらえ、ケージに押し込んでいく。渡辺は内股でテイクダウンに成功も、その勢いを利用してジョアニが逆に上を取る。渡辺はすぐにケージを背にするポジションまで動いて、ヒジを落としていく。ジョアニは足をたたむが、攻め手を欠き、渡辺は左手で小手で固定し、右手でこつこつとパンチで削っていく。ジョアニは足をほどき、クラッチしたままケージに渡辺を押し付けるが、渡辺は膝立ちまでポジションを戻すと逆にケージにジョアニを押し付けパンチの連打。上を取り返しパウンドを連打したところでゴングとなる。3Rは渡辺はパンチから内股でテイクダウンを狙う。ジョアニがこらえるが渡辺はケージに押し付けてからテイクダウンに成功。渡辺は上を取るが、ジョアニは下から三角絞めを狙う。渡辺はジョアニの足をほどいてパウンド。ハーフで上を取りながらコツコツとパウンドで削っていく。距離を作って大きなパウンドを落とすと嫌がったジョアニが背を向け、渡辺がバックマウントを取ることに成功。パウンドと鉄槌を落とし続けるとジョアニの動きが止まり、レフェリーが試合を止め、渡辺がTKO勝ちを収めた。渡辺はこれでプロ戦績を9勝1分けとした。RIZINとBellatorを股にかけての活動を視野に入れる渡辺は試合後の会見で「すごく強いというのは想定していたので特に想定との違いはないですが寝技には自分に分があり、打撃では相手に分があった」などと試合を振り返った。今後については「練習して自分の地力を上げていくこと、そしてBellatorのファンにも見ていただいたと思うので海外のほうにも挑戦できたらなと思っています」と戦前の会見でも語っていたように海外進出へも意欲を見せた。渡辺は以前、RIZINに「女子フライ級のベルトを作ってほしい」とアピールしていたのだが「RIZINのベルトを作っていただけるならそっちにも挑戦したいし、海外にも行きたい。欲張り...(笑)」とRIZINとBellatorを股にかけての活動を視野に入れた。先鋒戦はヤマウチがクルックシャンクを絞め落とす先鋒戦のゴイチ・ヤマウチvsダロン・クルックシャンクの一戦はヤマウチがリアネイキッドチョークで一本勝ちを収めた。1Rが始まると、グラウンドが得意なヤマウチだが、サウスポーからミドル、ハイを飛ばしてクルックシャンクをけん制していく。ヤマウチのパンチにクルックシャンクがバックブローを狙うが、背を向ける形になってしまいヤマウチがそのままバックにとりつき、その体勢をキープ。そしてクルックシャンクの背に乗りかけるが、クルックシャンクはケージ際でヤマウチの右手首をつかんで防御する。しかしここでヤマウチはケージを蹴ってグラウンドに持ち込むと、そのままバックをキープ。右手がクルックシャンクの首に回り、一気に絞め上げるとクルックシャンクが落ちてしまい、レフェリーが試合を止めた。中堅戦はラーキンが中村に判定勝ち中堅戦はロレンズ・ラーキンと中村K太郎が対戦。3-0の判定でラーキンが勝利を収めた。これでBELLATORの2勝1敗となった。ラーキンは強烈な打撃で中村を攻め込むが、中村も打撃で応戦。中村はグラウンドが主戦場なのだが、なかなかその展開には持ち込めない。打撃の展開が長引き、形勢は徐々にラーキンのものに。3Rにはラーキンの右ストレートで中邑が左目じりをカット。中村はラーキンのミドルをキャッチしてなんとかテイクダウンを狙うが、ラーキンは足を抜いてすぐにパンチ。中村も最後まで打撃で応戦したが3-0の判定でラーキンが勝利を収めた。「BELLATOR JAPAN」(12月29日。埼玉・さいたまスーパーアリーナ)◆第1試合〈RIZIN×BELLATOR対抗戦〉ユニファイドルール:5分3R ライト級(70.3kg)○ゴイチ・ヤマウチ(ヤマウチチーム)(1R3分11秒、リアネイキッドチョーク)ダロン・クルックシャンク(アメリカ/Michigan Top Team)◆第2試合〈RIZIN×BELLATOR対抗戦〉ユニファイドルール:5分3R フライ級(56.7kg)●イララ・ジョアニ(ブラジル/ピットブル・ブラザーズ)(3R4分39秒、TKO)渡辺華奈(FIGHTER’S FLOW)○◆第3試合◆〈RIZIN×BELLATOR対抗戦〉ユニファイドルール:5分3R ウェルター級(77.1kg)○ロレンズ・ラーキン(アメリカ/ミレニアMMA)(判定3-0=30-26, 30-26, 30-27)中村K太郎(K太郎道場)●◆第4試合 ユニファイドルール:5分3R 173ポンド(78.5kg)○マイケル・“ヴェノム”・ペイジ(ロンドン・シュートファイターズ)(2R23秒、KO)安西信昌(TEAM CLIMB)●◆第5試合 ユニファイドルール:5分3R 160ポンド(72.5kg)○マイケル・チャンドラー(アメリカ/HARDKNOCKS 365)(1R2分59秒、KO)シドニー・アウトロー(アメリカ/アメリカン・トップチーム)◆第6試合 ユニファイドルール:5分3R(ヘビー級)○エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア/Red Devil Sports Club)(1R2分44秒、KO) クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン(アメリカ/WOLFSLAIR ACADEMY)●◆第7試合〈RIZIN提供試合〉RIZIN MMAルール:5分3R(120.0kg)※肘あり○シビサイ頌真(パラエストラ東京/巌流島)(1R49秒、アキレス腱固め)セルゲイ・シュメトフ(ロシア/USSR FIGHTERS)●◆第8試合〈RIZIN提供試合〉RIZIN MMAルール:5分3R(77.0kg)※肘あり●住村竜市朗(TEAM ONE)(1R3分46秒、KO)ジョン・タック(グアム/KRAZY BEE/SPIKE22)○◆第9試合〈RIZIN提供試合〉RIZIN女子MMAルール:5分3R(49.0kg)●アンディ・ウィン(アメリカ/KARATE MAFIA)(判定1-2)あい(KRAZY BEE)○◆第10試合〈RIZIN提供試合〉RIZIN MMAルール:5分3R(58.0kg)※肘あり●中村優作(チーム・アルファメール・ジャパン)(判定0-3)神龍誠(フリー)○◆第11試合〈RIZIN提供試合〉RIZIN キックボクシングルール:3分3R(68.0kg)○平本蓮(K-RIVER・AXジム)(1R2分45秒、TKO)芦田崇宏(BRAVE)●◆第12試合〈RIZIN提供試合〉RIZIN MMAルール:5分3R(53.0kg)※肘あり●越智晴雄(パラエストラ愛媛)(判定0-3)ジャレッド・ブルックス(アメリカ/Mash Fight Team)○◆第13試合〈RIZIN提供試合〉RIZIN 女子MMAルール:5分3R(49.0kg)※肘あり○浅倉カンナ(パラエストラ松戸)(3R3分33秒、キムラロック)ジェイミー・ヒンショー(アメリカ/Fit NHBG)●◆第14試合〈RIZIN提供試合〉RIZIN MMAルール:5分3R(71.0kg)※肘あり○矢地祐介(KRAZY BEE)(3R4分33秒、TKO)上迫博仁(Team Cloud/和術慧舟會HEARTS)●
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