画像: 政府の“キャッシュレス還元”終了まであと半年! 今から始める無理しないキャッシュレスライフ

政府の“キャッシュレス還元”終了まであと半年! 今から始める無理しないキャッシュレスライフ

何かと賛否両論聞こえてくるけれど、やはり気になるキャッシュレスライフ。みんなが殺到したお得なキャンペーンには乗り遅れ、いくら比較表を眺めても、乱立する“何とかpay”からどれを選べばいいのか考えるのも面倒くさい。でもラクして得するなら使ってみてもいいのかも...? 政府の「キャッシュレス・消費者還元事業」の期間は、2020年6月30日まで。残りあと半年。「お金のミライは僕たちが決める」(星海社新書)の著者・我妻弘崇氏に、率直な疑問&お得で無理なくキャッシュレスライフを始めるためのヒントを聞いてみた!
Q. 最近、周りでよく見るキャッシュレス派と現金派。実際のところ、どっちを選ぶのが正解?
A. どちらかを選ぶ必要はありません。
解説「キャッシュレスの主なメリットは、ずばり“利便性”です。つまり、例えば25日前後にコンビニでお弁当を買いたいだけなのに手持ちが無くて銀行に行ったら長蛇の列、仕方がないからATMを探して現金をおろす...という、時間も手間も、さらには手数料まで浪費しかねない状況から解放されるということです。かつ、日常をキャッシュレスにして上手に活用すればポイント還元などの恩恵も受けられるので、利得性もそれなりにあります。
もちろん現金じゃないと払えない場合もあるでしょうし、災害時は電子マネーが使えない可能性もあります。備えのための現金を用意しておいたり、普段からある程度の現金を持っておくなど、これまでどおり自分の状況によって用意しておけばよい。ただしクレジットカードには保障制度がありますし、また、火事でクレジットカードが燃えても再発行すればよいだけですが、現金は燃えても保障されません」
Q. そもそも、何を使えばキャッシュレス?
A. 文字通り「現金以外」。そのままカードで使ったり、モバイルにひもづけて使います。
解説「まず、主な現金以外の決済方法には以下のようなものがあります。
1クレジットカード
2デビットカード:クレジットカードと違い審査が容易、口座から即時引き落とし。
3交通系ICカード:Suicaやpasmoなど、電子マネーとしても使える交通系ICカード。主にプリペイド型。
4流通系ICカード:nanacoやWAONなど、対象施設の利用でポイントが付与される電子マネー。主にプリペイド型。
5QRコード決済:LINE PayやPayPayなど、いわゆる“何とかpay”の多くがこちら。PayPayの独り勝ちが濃厚ながらも、現在も各payそれぞれサービスを展開しており、ポイント還元などの利得性も高い。主にポストペイ型。
そして「支払い手段」としては以下のように分けられます。
1プリペイド:前払い式。現金や銀行口座、クレジットカードなどからチャージした金額分を使うことができる。
2即時決済:デビットカードのように支払いと同時に銀行口座から代金が引き落とされる。
3ポストペイ:後払い式。主に、ひもづけたクレジットカードなどで決済される。
※政府の「キャッシュレス・消費者還元事業」は、この事業に登録していないキャッシュレス決済を利用しても還元されないので注意!
「キャッシュレス・消費者還元事業」要点まとめ
●消費税増税の冷え込み対策兼キャッシュレス決済推進のため政府が行う施策。
●2019年10月から2020年6月までの期間中は、同事業に登録しているサービスでキャッシュレス決済をすると、購入価格の2%または5%相当のポイントが還元される。
●メジャーなクレジットカード、電子マネー、QR決済の多くが登録している。同事業の公式サイトで検索・確認できる。
●コンビニなどのチェーン店は2%還元、個人店などは5%還元が多い。
●還元方法・還元時期はサービスごとに異なる。例えば、主要クレジットカードは翌月の請求時に還元分を引落相殺。主要QRコード決済は還元分を付与(後日または決済時)。交通系ICカードは還元分を後日付与。デビットカード は還元分を利用者の口座に入金。ただし大手コンビニ4社(セブン−イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ)は、クレジットカードや電子マネーなどの決済手段に関係なく即時2%割引される。
「キャッシュレス・消費者還元事業」注意点まとめ
●事業に登録していないキャッシュレス決済を利用しても還元されない。
●住宅や車、金券など、還元対象外のものもある。
●還元を受けるためにアクションが必要なサービスもある。例えばSuicaやpasmoは自分のICカードを事前登録しないと還元を受けられない。さらにSuicaはweb上で、pasmoは指定の駅に期間中に受け取りにいかないと還元分をもらえない。
Q. キャッシュレスを始めたくなってきました! 一番得する最強の何とかペイとクレカ、電子マネーを教えてください
A. そんなものはありません。
解説「自分にとってのメリットは人それぞれ。キャッシュレスライフの準備として、クレジットカードや電子マネー、QR決済アプリなどが必要ですが、多種多様のサービスからいきなり“特典”を目当てに決めるのではなく、自分の環境を基準に選んでいきましょう。自分がキャッシュレスにしたい理由を明確に持っているなら、それに当てはまるもののなかから、より使いやすく恩恵を受けられるサービスを探してみては」
1自分が使っているスマホやクレジットカードを基準に考える
例1「iPhoneのApple Payが使える」→「自分が使っているクレジットカードやICカードの中から、Apple Payに対応するものを登録する」→「登録したクレジットカードがiD対応なのでiDを使っていく」
例2「ヤフーカードを持っている」→「ヤフーカードと相性の良い(還元率が高くなるなど)PayPayを使っていく」
2自分がキャッシュレスにしたい理由から考える
例1「日々の電車移動、改札でひっかかるのがイヤ」→「交通系ICカードをオートチャージにして、普段の買い物でも使おう」
例2「基本的に支払いはスマホで済ませたい」→「でもお店によっては利用できない〇〇Payもあるから、何種類か〇〇Payを登録しておこう」
3自分の生活圏や行動パターンを基準に考える
例1「毎日使うコンビニはローソンだから、おさいふPontaカードと、それと相性の良い(クレジットチャージ手数料無料の)クレディセゾンカードを使おう」
例2「買い物はほとんど楽天市場でしているから、相性の良い(ポイントが倍になるなど特典がある)楽天カードを作って、楽天ペイを使おう」
4登録や年会費、手数料無料なら、複数のサービスを使い分ける
例「ドコモユーザーなのでd払いができる店ではd払い。生活範囲内にQUICPayが使える店が多いので、d払いができないときはメインカードを紐づけてあるQUICPay。行きつけの居酒屋がキャッシュレス・消費者還元事業の5%対象店だから、期間中、このお店では、お得なキャンペーンをやっているPayPayを使う」
総括「“便利でお得”を目指すキャッシュレスライフなので、ストレスになっては意味がありません。準備としては、自分の日々の買い物をどうしたらもっとストレスなくできるかを考えて、そこから浮かび上がった決済サービスについて調べます。その中から、自分が一番理解できて、使いやすい決済サービスを探しましょう」
取材協力・我妻弘崇(あづま ひろたか)
日本大学文理学部国文学科在学中に、東京NSC5期生(ピース、平成ノブシコブシなど)として芸人活動を開始。2年間の芸人活動ののち大学を中退し、いくつかの編集プロダクションを経てフリーランスのライターとなる。
現在は、雑誌・WEB・広告問わず、幅広い媒体で執筆活動を展開。著書に、 消費者目線でキャッシュレス社会の歩き方を提案した『お金のミライは僕たちが決める』、 働きながら旅に出かけ、その経験を日常・仕事にフィードバックさせるスタイルを掲揚した『週末バックパッカー』(ともに星海社新書)がある。

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