決勝は互いに引かない激しい打撃戦「RIZIN.20」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で開催された「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント Final」でトフィック・ムサエフとパトリッキー・“ピットブル”・フレイレが対戦。3Rを通じて互いに一歩も引かない激しい打撃戦を展開した末、ムサエフが3-0の判定で勝利を収め、初代ライト級王者となった。ともに準決勝は1RKOで勝利を収め、ほぼノーダメージで決勝に上がってきた。決勝も短期決着が予想されたが、その予想に反して、試合はまさかの判定決着。しかし、その内容は準決勝の衝撃を越える濃密なものだった。1Rはフレイレがプレッシャーをかけ前に出ては左フックからの右ストレート、左ジャブからの右ストレートと強打のワンツーを叩き込み主導権を握る。対するムサエフは糸口をつかめない苦しい展開となる。しかしフレイレがパンチでロープに詰めたところで、ムサエフが体勢を入れ替えパンチで応戦。打ち合いからムサエフが組み付きテイクダウンを狙うがフレイレは首投げで上を取る。立ち上がり際のサッカーキックをかわしたムサエフがタックルでテイクダウンを奪いパウンドを落としたところでラウンド終了のゴング。ムサエフは終盤タックルも織り交ぜ多彩な攻撃2Rになると打撃の攻防の中で、ムサエフがスタンドでバックに取り付きテイクダウンを狙うが、フレイレは許さない。再び打撃の攻防となるが、ムサエフが両足タックル。これを手押し車の形でしのいだフレイレだが勢い余ってリング下に落下。しばらく試合は中断となる。再開後も打撃の展開から、再びムサエフがスタンドでバックを取ると今度はテイクダウンに成功。しかしすぐに立ったフレイレはコーナーまで歩き、クラッチを切って正対すると再び打撃戦。3Rも打ち合いからバックをキープするムサエフ。しかしフレイレはすぐに脱出し、離れてパンチを出すが、ムサエフはパンチに合わせてタックル。しかしテイクダウンには至らない。今度はムサエフのパンチでフレイレがダウン。ムサエフはパウンドを放つがフレイレは蹴り上げで反撃。ムサエフはその足をさばいて上のポジションを取るが、離れて改めてスタンドでの戦いを要望。ムサエフのパンチにフレイレもヒザで応戦。最後はフレイレはテイクダウンを狙い組み付くが、ロープ際の攻防となり、なかなか倒すことができないうちに時間は過ぎ、試合は判定に。ジャッジ3者ともムサエフを支持。3-0の判定でムサエフの勝利となった。ムサエフ 準決勝はケースを圧倒準決勝第1試合ではムサエフはジョニー・ケースと対戦。1R開始早々の打撃の探り合いから一気に打ち合いになる。ケースの左ジャブにムサエフが右のオーバーフックを合わせるとまともに食らったケースがコーナーまで吹っ飛ぶ。ケースはムサエフの飛びヒザに組み付いて、リフトしてテイクダウンもムサエフはすぐに立ち上がり、再びスタンドの攻防に。今度はムサエフの左ジャブでケースがコーナー際でダウン。そこにムサエフが一気に襲い掛かりパウンドの連打を落とし、ケースの動きが止まったところでレフェリーが試合を止めた。フレイレはグスタボを秒殺準決勝第2試合はフレイレがルイス・グスタボと対戦。1R開始早々にグスタボが牽制の右ミドルを放ったところにフレイレが左右のフックを連打。これにグスタボが吹っ飛んでダウンを喫するとフレイレは踏みつけ。なんとか立ち上がったグスタボだったが、フレイレは右の剛腕フックを連発して追撃。コーナーを背にしてダウンしたグスタボの顔面にフレイレが豪快な蹴りを叩き込みKO勝ちした。「RIZIN.20」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)◆第15試合 バンタム級タイトルマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)※肘あり]●朝倉海(トライフォース赤坂)(2R38秒、TKO)マネル・ケイプ(アンゴラ/AKA Thailand)○◆第14試合 RIZIN キックボクシング特別ルール:3分3R / 延長1R(56.0kg)○那須川天心(TARGET/Cygames)(1R2分46秒、TKO)江幡塁(伊原道場)●◆第13試合 女子スーパーアトム級タイトルマッチ RIZIN女子MMAルール:5分3R(49.0kg)※肘あり●浜崎朱加(AACC)(1-2)ハム・ソヒ(韓国/CMA KOREA TEAM MAD)○◆第12試合〈RIZIN×BELLATOR対抗戦〉RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)※肘あり○朝倉未来(トライフォース赤坂)(判定3-0)ジョン・マカパ(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)●◆第11試合 RIZIN女子MMAルール:5分3R(50.8kg)※肘あり●リンジー・ヴァンザント(アメリカ/Precision MM /Stockade Muay Thai)(3R4分42秒、TKO)RENA(SHOOTBOXING/シーザージム)○◆第10試合「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント Final」RIZIN MMAトーナメントルール:5分3R(71.0kg)○トフィック・ムサエフ(判定3-0)パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ●◆第9試合 ライトヘビー級タイトルマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(93.0kg)※肘あり○イリー・プロハースカ(チェコ共和国/Jetsaam Gym Brno)(1R1分55秒、KO)C.B.ダラウェイ(アメリカ/パワーMMA)●◆第8試合 RIZIN MMAルール:5分3R(93.0kg)※肘あり●ビタリー・シュメトフ(ロシア/USSR FIGHTERS)(2R58秒、タップアウト=グラウンドパンチ)シモン・ビヨン(カメルーン/X-1 BOXING)○◆第7試合 RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)※肘あり●石渡伸太郎(CAVE)(判定1-2)扇久保博正(パラエストラ松戸)○◆第6試合 RIZIN MMAルール:5分3R(105.0kg)※肘あり○ジェイク・ヒューン(アメリカ/Absolute MMA)(1R1分24秒、TKO)石井慧(チーム・クロコップ)●◆第5試合〈RIZIN×BELLATOR対抗戦〉RIZIN MMAルール:5分3R(61.2kg)※肘あり●元谷友貴(フリー)(1R1分37秒、フロントチョーク)パトリック・ミックス(アメリカ/ジャクソンズMMA)○◆第4試合 RIZIN キックボクシングルール:3分3R(62.0kg)○白鳥大珠(TEAM TEPPEN)(2R終了、TKO=レフェリーストップ)大雅(TRY HARD GYM)●◆第3試合 RIZIN女子MMAルール:5分3R(49.0kg)○山本美憂(KRAZY BEE / SPIKE22)(判定3-0)アム・ザ・ロケット(TARNTONG GYM / PHUKET TOP TEAM)●◆第2試合「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント Semi Final」RIZIN MMAトーナメントルール:5分3R(71.0kg)●ルイス・グスタボ(ブラジル/EVOLUCAO THAI)(1R28秒、TKO)パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ(ブラジル/ピットブル・ブラザーズ)○◆第1試合「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント Semi Final」RIZIN MMAトーナメントルール:5分3R(71.0kg)●ジョニー・ケース(アメリカ/MMA LAB)(1R2分47秒、TKO)トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)○
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