画像: 香港を愛する名優が“片隅”を描いた映画に無償出演した理由

香港を愛する名優が“片隅”を描いた映画に無償出演した理由

「以前はよく、香港の街をぶらぶらしていたよ。最近はしてないけどね」と気さくに笑う香港映画界の名優アンソニー・ウォン。車いす生活を送る孤独な男と、厳しい現実に写真家への夢をあきらめかけていた若いフィリピン人家政婦が心を通わせていく様子を丁寧につづった映画『淪落の人』では主人公チョンウィンを演じ、数々の映画祭で絶賛された。
実は今回、本作がデビュー作の新人監督オリヴァー・チャンからのオファーを受けなんと無償出演。
「最初に話を聞いたときは、こんな映画を誰が見るのかなと思ったよ(笑)。有名監督でもないし商業映画としてウケる脚本でもない。ジャッキー・チェンやチョウ・ユンファもいない、へんな“オジサン”がいるだけ(笑)。そんなに資金がある状況ではなさそうだったし、僕のギャラはいいよ、って言ったんだ。オリヴァーの誠意を感じたから。まあ監督としてはまだ青臭いけど(笑)。でも僕はあくまで俳優だから、部屋の内装で例えるなら仕上げのペンキ塗りをするだけ。監督が壁を真っ黒に塗りたいというならそうするしかない。でも、そういう部屋も悪くはないと思うんだ」
若い人の可能性を見つめるアンソニー。デモの混迷が続く香港でも若者を思う発言をしてきた。
「僕もこの5年間、いろんな言動で中国の映画界から遠ざけられていたから(笑)。でもこの経験は人間としても俳優としても重要なエッセンスとなっているんだ。今の僕はある意味、無心の状態。宮本武蔵だよ(笑)」
実はずっと演じてみたかったんだよね、と茶目っ気たっぷりに笑う。
「若い俳優にはなかなか難しい役だよ(笑)。まあでも今なら日本人の俳優を起用して自分が撮るのもいいね。オダギリジョーさんとか似合うんじゃないかな? 」。
『淪落の人』
監督:オリヴァー・チャン 出演:アンソニー・ウォン、クリセル・コンサンジ他/武蔵野エンタテインメント配給/2月1日より新宿武蔵野館他にて公開 http://rinraku.musashino-k.jp/

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