画像: バーからお食事処へ!? “ハイボールの聖地”銀座「ロックフィッシュ」の今

バーからお食事処へ!? “ハイボールの聖地”銀座「ロックフィッシュ」の今

都道府県をまたぐ移動の自粛が全国で緩和され、いよいよ感染対策と社会経済活動を両立する「新しい生活様式」が本格的にスタートした。東京都では12日からバーやスナックを含む飲食店の休業要請が解除されたが、営業を再開したお店はどのような対策を行っているのだろうか。キンキンに冷やしたサントリーの角瓶で作る氷なしのハイボールが名物で、ファンの間では“ハイボールの聖地”としておなじみのバー、銀座「ロックフィッシュ」でその取り組みを聞いた。
銀座のコリドー街から一本入った裏通りにある昔ながらの雑居ビル。2018年に現在の場所に移転した「ロックフィッシュ」は、店主の間口一就さんが作るおいしいハイボールと心地よい空間を求めて連日多くの人で賑わっていた。ところが新型コロナウイルスの感染が拡大する中、3月下旬から徐々に客数が落ち始め、「緊急事態宣言」が発出された4月7日からは営業を自粛。
「3月の三連休以降からお客さんが減って、週末に『おつまみ弁当』のテイクアウトを始めましたが、4月3日の夜には小池(百合子)都知事から緊急事態宣言が出た場合の会見がありました。その後も6日までは営業したのですが、銀座にほとんど人がいなくなってしまって、明日からは無理だな、と」
休業中は各種の補助金や支援金その他の申請準備で、税理士や信用金庫、法務局などに通い詰めた。間口さんは「持続化給付金、東京都感染防止協力金、雇用調整助成金......出せるものはすべて出しました。従業員には運転資金や自分の定期預金を取り崩して給与を支払っています」と、慌ただしく過ごしたという。先の見えない不安の中で、営業再開に向けて挑戦したのがクラウドファンディングだ。
「やり方が全然分からないから、クラウドファンディングをやっているお友達にお願いして登録してもらいました。4月27日のスタートから22時間で目標金額の200万円を達成して、募集期間は45日間だったので、最終的には530万円以上の支援をいただくことが出来ました」
お客さんの応援をもとにカウンターにはアクリル板、テーブル席にロールスクリーン、店内に業務用空間除菌脱臭機を設置した。感染対策は「カウンターにビニールをかけるのは見た目もそうですが、火の元があるので安全性に問題があります。空気が流れて声が聞こえる幅を相談しながら1カ月くらいでパーテーションを作ってもらいました」と、付き合いのある内装店に依頼。営業再開日を6月1日に定めて新たな軽食メニューを開発し、バーからお食事処への転換を図った。さらに期限付酒類小売業免許を取得して、間口さんが厳選したワインの販売も行うことにしている。
「もともと揚げ物をやりたかったので、この機会に2口コンロにしました。お店は12時から開けてどんなに遅くても22時までだから、『お食事処』でも十分通用するかな、と思って。休業中に出会ったおいしいパン屋さんのパンを使った玉子サンド、ハムカツバーガー、ポークかつサンド、あとハムとブロッコリーのピザが新しく増えました。バーの看板の下にラベルライターで急いで『お食事処』と貼ったら少し曲がってしまいましたが(笑)」
銀座にお店を出す前は「大阪の北浜でカフェ&バーをやっていたこともあって、近所のOLさんが1時間くらい楽しんでくれればいいな、という思いはありました」という間口さん。営業再開後は常連さんはもちろん、開店時間を早めたことで新しい層の開拓にもつながったとか。営業自粛の期間を振り返り「自分のリフレッシュというか、いろいろなものをリセットする意味で大事な2カ月でした。銀座は仕事が終わった後に楽しむイメージが強かったので、ずいぶん街の景色が変わるかな、とは思いますけどね。どれくらいかかるか分かりませんが、まずは前の売り上げの5割を目標に、出来たら7〜8割にしていきたいです」と意気込んだ。
最後に、応援してくれるお客さんに間口さんからこんなメッセージをもらった。
「今年は店でみんながおいしそうに食べてるなっていう顔を見ながら、好き放題おつまみを作って、ハイボールを作ってという時間にしようかなと思います。感染対策をして、ちょっと飲めるお食事処になったので、時間があったら覗いてください」
「お食事処ロックフィッシュ」
【住所】東京都中央区銀座7-3-13 ニューギンザビル7F
【電話】03-5537-6900
【営業時間】平日:12〜21時30分、土・日・祝日:14〜18時 ※当面の間
【定休日】不定休
【URL】https://maguchikazunari.jp/

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