画像: 新感覚ゾンビ映画「デッド・ドント・ダイ」にみる“ジャンルの限界”【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

新感覚ゾンビ映画「デッド・ドント・ダイ」にみる“ジャンルの限界”【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

こんにちは、黒田勇樹です。
今週末に行います令和反戦楽団アウトブレイク公演vol.1『おとぎヴェなし』が全席完売いたしました。新型コロナウイルス対策で席を削っておりまして、これから買おうと思っていた皆さま、ごめんなさい。僕らももっともっと多くのお客さんに見てもらいたいのですが、今回ばかりはご容赦ください。
今後もいろいろやっていきますので、その時はぜひ!
今週は鑑賞記です。では始めましょう。
鬼才ジム・ジャームッシュ監督作品「デッド・ドント・ダイ」、主役は僕らの青春「ゴーストバスターズ」のビルマーレイと、個人的に鼻が他人とは思えないカイロレンのアダムドライバー。
この面子で「ゾンビコメディやる」って言われたら、期待値ストップ高ですよ!
しかもタイトルが超くだらない。Google翻訳によれば「死者は死なない」
そりゃそうだろうよ!!
B級映画、そしてゾンビ大好きな筆者としてはリアルにスキップして映画館に向かう勢いでした。
まず、この「ゾンビ映画」というジャンル。ジョージ・A・ロメロ監督が開拓したと言われ、毎年何本もの新作が生まれる、「ジョーズ」に始まったサメ映画と双璧をなすマニアに大人気のカテゴリー。
サメはIQ高くなったり、空飛んだり、頭が増えたり、どんどん進化していきますが、ゾンビはずーっと「ウーウー」言いながら、追いかけ噛みつき続けてきます。
これが、凄く良いんですよね。サメはどんどん現実離れしてCG頼りになっていくのに、ゾンビはずっと特殊メイクで人間が演じる。だからこそ起こる「ドラマ」が、まさに地に足の着いた描かれ方をしていくという魅力があります。
最近だとゾンビ映画をミュージカルに仕立てた「アナと世界の終わり」とか、パニックホラーの傑作「新感染 ファイナル・エクスプレス」なんかが、新しいアイデアを入れつつ、しっかりと人間ドラマも描いていて非常に感動しました。
さて、今作の感想なんですが...「1周しちゃった...」
まるで、お笑いブームが1周すると、シュールネタ、リズムネタ、不条理ネタと来て、一般人には理解できない領域になり、一度終息して、またブームが来るまでに数年かかる、あの現象の様な「ゾンビ映画が1周しちゃった感」のめっちゃ強い作品でした。
面白いんですけどね。ゾンビがあっさり出てくる感じとか、社会への批判とか、メタ的な表現とか、有名人の演じるゾンビとか。
でも、残念ながら僕のゾンビ魂は燃えませんでした。
玄人向け過ぎて、素人には味が楽しめない料理の様な...期待しすぎたのも、僕が勉強不足なのもあるんでしょうが、やっぱ映画は、特にこういうB級っぽい売り方をする映画はハンバーガーのように「誰にでも楽しめる味」で、その上にどう個性を出していくかみたいなところがあると思うんですよ。なので、ケチャップ入れ忘れられちゃった様な気分になったというのが本音です。
とはいえ、きっと今後ゾンビ映画を語る上では通らなければいけない作品だったことは確かなので、お好きな方は是非劇場でご覧下さい。
こんなこと言ったら上映館に怒られるかもしれませんが、ホットドックを食べながら観るのはおススメしません(笑)
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黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。
公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23
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